せっかく多額の投資をして新しい仕組みを導入したのに、
現場はしっかりとやり続けてくれないのか。
「せっかく良い仕組みがあるのにな～」
と思うのですが、現場が全く活用してくれない・・・
あなたにもそんな悩みがありませんか。
理由は、とても簡単です。
「人は変化を嫌う」からです。
新しい方法の時点で嫌なのです。
確かに素晴らしいやり方であったとしても、
なれるまでに時間がかかるので途中で諦めて、
結局従来のやり方に戻ってしまうことが多いです。
新しく取り組みをしても、うまくいかないのは
ほとんどのケースがこのジレンマなのではないかと思います。
あなたの会社はいかがでしょうか。
新しい仕組みが導入されても
機能せずに反対勢力に負けたことはあるのだとしたら
今日の話はとても役立つと思っています。
まず、はじめにあなたがやらなければいけないのは、
新しく作り上げた仕組みを誰よりも率先して活用し、
成功体験を積み現場の信頼を勝ち取ることです。
これが一番大切です。
結局慣れるまで時間がかかって
「これやって意味あるの？」
と思われるものなので、
先に結果を作ることが大切です。
私の会社の研修でも様々なツールがありますが、
いきなり全組織にやらせようとはしません。
まずは、受講生から始めます。
そして、受講生が使いこなして旧来のやり方よりも
優れている点が立証されてはじめて
現場のスタッフに落とし込みをします。
「時間がかかるのでは？」
と思われることがありますが、結果的にこの方法が
一番の近道になります。
草の根、とはよくいったもので、
今の時代でも効果的な手法であることは間違いありません。
現場に仕組みを落とし込む一番のポイントは、
「これをしたらこんなに仕事が楽になるんだ？」「こんなに仕事が楽しくなるんだ？」
「こんなに成果につながるんだ？」
と、先にこたえを見せることです。
最近では各社ペーパレス化が進んでいますが、
なかなかデバイスを使いこなせるようにならず、
いつまでも紙から離れられない会社や店があります。
これは「従来の方が楽」だからです。
これ以外理由がありません。
そして、「私機械が苦手なもので・・・」とすぐに逃げたがります。
この手のスタッフにもこの立証した手法は効果的です。
そして、２つめのポイントは仕組み導入時は、
必ずフォロー体制を厚めにしておくことです。
使いこなせる成功体験者を沢山置くことで、
すぐに聞ける体制をつくることが望ましいです。
その体制が作れるまでは一気に広げないことが
ポイントです。
聞きたいときに聞けないと、
ストレスが生まれ「これは使えない！」になります。
必ず、疑問は即座に解決できる体制を作って
実行するようにしましょう。
仕組みは一度でも導入に失敗すると、
その後リカバリーするのはとてつもなく難しいです。
それはあなた自身が実感していることだと思います。
だから、この二つのポイントを踏まえて
新しい仕組みを導入してみてください。
仕組みを導入するのは現場のためであることは
間違いないのですが、現場からしてみたら
「煩わしくしやがって」と最初は思われてしまうものです。
ぜひ参考になればうれしいです。
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