2015年5月18日

「お箸頂けますか?」の回答で店のホスピタリティがわかる

日本の朝食

私は仕事柄地方・海外出張が多いのですが、

お箸を落とした時に店員さんに
「すみません、お箸頂けますか?」

と聞いた時に先日嬉しい返答がありました。

その返答とはいったい何か?

店頭スタッフの価値は、「接客トーク」と
オペレーション上生まれる「行動」で決まります。

トーク×行動

この質が高い店はお客様に選ばれ続けます。
(料理の味は一定である場合の話です)

この対応力が低ければ
お客様は料理に満足をしていても不満が残ります。

接客力の重要性は近年より高まっていますよね。

(弊社への研修の依頼が年々増えていることからも
実感しています)

ではこのお箸を落としたときの
オペレーションはどんな言葉と行動が
理想なのか?

1)一膳もっていく
2)「何膳ですか?」と個数を確認する
3)数膳持っていく

このように3通りあります。

どの対応がその都度ベストなのかは
お客様の頼み方だったり、
テーブルに座っている人数だったり、
人員構成(家族・会社・合コン)
によりけりです。

このときは、店員さんは、
私に対して

3)数膳持って行く

を選択してくれました。

これは状況も状況だったため
めちゃくちゃ嬉しかったです。

なぜなら、子供が落としたからです。
子供が落とすということは、

「また落とすかもしれない」、というリスクに
気づかせ事前解決してくれています。

ただ・・・あくまでも・・

受け手である私が
数膳持ってきてくださったので、

「では、2膳 念のため頂いてもよろしいでしょうか」

とお願いしました。

お客様(私)からの依頼です。
数膳持ってきて、

「念のためにもう一つおいておきます」
と言われると、

「そんなにお箸を落とすと思われているのか?
うちの子供だって上手に御飯食べられますよ。
今回はたまたまです!」

と思われて失礼にあたる可能性が
ありますよね。

強制せず受け手(お客様)の選択肢を広げる
素晴らしい心遣いだなと実感しました。

今一部の飲食店や小売店が
自店舗発信のサービスを
ホスピタリティサービスと
勘違いしている店が多いと感じます。

ただの自己満で終わってることに
気づかなければいけない。

と、このように
勝手にサービスを押し付けていることありませんか?

心遣いも過剰(とお客様が判断したり)、
押し付けるようでは本末転倒です。

+αのサービスを提供するのは勝手なことであって

あくまでもお客様が「あ〜実はこういの欲しかった」と
新しいニーズに気づくことの後押しだったり、

サービスパーソンが提供するサービスを
受け手であるお客様が選べる状態があって
選択肢の内容がお客様の潜在ニーズを
満たすものだと良い、わけです。

お箸を複数持ってきてくれて、
私が数を選べる、という状況がまさにそうですよね。

だって親ですから、
「もう一回落としたらどうしよう・・・」
とリスクを思うわけです。

「でも、また呼ぶのも悪いな・・・」

となっていることに複数本持ってきてくれることで
気づかされるわけです。

しかし、重複しますが、
「よかったら何本か置いておきますね」
というのはホスピタリティでも何でもないのです。

もちろん、そのサービスを喜ぶ人もいますが、
不快を感じる人がいることを忘れてはいけません。

だから、この押し付けることはベターではないのです。

潜在ニーズに気づかせる心遣いこそが、
ホスピタリティなのではないかと思うのです。

勉強になりました。

あなたの店のサービスと置き換えて
考えてみてください。

自分達発信のサービスが独りよがりしていることって
ありませんか?

追伸1
成田直人YOUTUBE公式ページオープンしました。

ぜひチャンネル登録してください。
絶対に損させません。

追伸2
'stats.label.addfriend' (MISSING TRANSLATION)
LINE@成田直人ページ開設しました。
LINEをやってたら今すぐワンクリックで、
お友達になってください。
しなかったら後悔しますよ〜
ラインのお友達専用のプレゼントを作成中です。
定期的にプレゼント予定です。
'stats.label.addfriend' (MISSING TRANSLATION)

追伸3
【オススメ書籍】

この2冊を読めば、
今日の全容をより詳しく理解することができます。

>客単価アップの秘訣

9784756916181

「お客様はもう増えない!だから接客で客単価を上げなさい」
をお求めの方はこちらをクリックしてください。

>店長力アップの教科書

51B0yGX5R+L._AA160_

「年間3000人の店長トレーニングで見つけた 売り続ける店長が実践している「行動習慣」」

追伸4

【研修・講演サービス】

成田直人の研修を受講してみませんか。
年間100回以上研修を担当しています。
多くの企業様がリピートと紹介です。
なぜリピートと紹介が起こるのか?

それは私自身が販売員の時から何も
変わっていないということです。

私の販売も研修も最も大切にしているのは、
お客様のニーズを叶えること、それだけです。

どんな研修をしているのか、
ぜひこちらをクリックして3つの動画を御覧ください。

追伸5

売る技術をさらに高めたい!
と思ったら以下にフォームがあるので、
メールアドレスを記入してください。
たったこれだけで一日一回私から
接客ノウハウが毎日届きます。
しかも課題付きです。
読んで終わりではなく、そこから行動が
変わるための具体的な方法を提供します。
完全無料なので、ぜひご登録ください。

高収益繁盛店を作る20ステップ

昨対比120%以上を達成し、地域で愛され続ける店を作るのは店舗ビジネス全業種可能です。体験者8万名突破!数万店舗で「やれることは全部やり尽くした」「もうこれ以上売る方法が見当たらない」といった方々・店を支援し目標達成に導いてきた即成果に繋がる!20の現場ノウハウを凝縮したオンラインセミナー&各種特典を無料で聴講・購読してください

登録は簡単。メールアドレスを入力してボタンをクリックするだけで登録完了!

※ご登録いただいた個人情報は当社プライバシーポリシーに基づき厳重に管理致します。