もしもシリーズ第二弾
「もしも店内に御局的存在が出てきたら・・・」
私は今までに色んな企業で研修や店頭指導してきたのですが、
一番挙がってくる問題って何だと思いますか？
店舗スタッフや店長、SVなどからヒヤリングをする際に、です。
ちょっと考えてみてください。
仕事内容・・・
やりがいを作ることができていない。
達成感が得られない。
人間関係・・・
良い人間関係を築く組織環境にない。
いじめなどが発生している。
売上未達成・・・
立地的不利でいつまでも未達成状態が続く。
ライバル店が多く無理な状況が続いている。
仕事量・・・
多すぎてモチベーションが上がらない。
業務効率が悪くて現場からクレームが出ている。
どの分野が一番悩み事として挙るのか。
視点を変えて質問します。
ある悩みが解決されると
一気に全部解決する力を持っている分野の悩みは
何でしょうか。
上記の４つから選んでみてください。
なんでしょう・・・か？？？
その悩みが解決されると
現場のモチベーションが上がります。
未達成組織も全員がアイデアを生み出すので
目標達成に弾みがつきます。
やりがいも組織力が増すにつれ自然と高まります。
もうおわかりですね、答えは「人間関係」です。
人間関係が良くなるだけで多くの問題を解決することができます。
人間関係で一番厄介で困るのが、
「派閥」を解消することです。
ネガティブな人間関係は非常に気疲れします。
御局的な存在の台頭ですね。
長年同じ場所で働けば働く程うまれるのが派閥です。
一度派閥ができると厄介です。
派閥ができるのは理由が明確です。
居心地の良い空間を作ろうとする意思から生まれます。
コンフォートゾーンから抜けたくない人が
コンフォートゾーンを組織内に作り上げてしまうと生まれるのが派閥。
ややこしい言い方をしていますが、
自分が一番楽な形で働ける環境を作ってしまいます。
私は派閥や組織内で自分の村を作るタイプの人が基本的には
嫌いです。
一緒に働く人の主体性を奪うし、
ただ周りの気疲れが増すだけだからです。
こんな環境下にもしあなたが陥ったらあなたならどうするでしょうか。
私は店頭支援でいくつものこの手の人間関係を
解決してきました。
手段は一概に一つとは言えません。
特に私のような新参者が来ると一部の長年働いている人たちは
ブロックをしようとします。
「コンサルタントが何をしにきたのか？」
と休憩室でよく話題にしていただいています・笑
（いいんです、言わせておけば。）
私はどうするのか。
今回は解決法の一つを紹介します。
（今後シリーズ化していきます）
人一倍村長は自尊心が高いです。
村長（そんちょう）は尊重（そんちょう）してなんぼです。
冗談ですが、中身は冗談ではありません・汗
ぶつかろうとしても仕方ないな、というのが
私の実感値です。
本来であれば、「おい、いい加減にしろよ！」
とヒーロー気取りをして解決できればよいですが・・・
そんなうまくことは進みません。
私はこの時に守・破・離の守・破を大切にしています。
まずは、仕事を徹底的に教わることです。
そこにはたしかに嫌み連発で、
「こんなことまでなんで・・・？」
「なんでこんな言い方されなければいけないの？？」
と思いますよね。
いいんです、言わせておけば。
私も独立して言われすぎてすっかりなれました・笑
必要以上に刺激をしても
あまり効果はありません。
ここは一つ我慢をすることです。
そして、言われたことを全力でサポートをします。
ある程度関係性も出来てきてからは、
「○○のやりかたもありますよね」と
提案をすることです。
つまり、守るから破る、に変えていく、ということです。
ここで一定の成果を作ることができれば、相手が
今度自身のやり方に従ってくれるようになります。
繊細なタイプなので、繊細さを損なわないように進めていくことが大切です。
私のような外部からサポートする人間も、
店長のように上に立つ人間は特に、
最初から「このやり方に従ってもらいます」と
言っても逆にますますブロックされるだけなので、
まずは承認を重ねやり方を継承します。
（この間もお客様は来店して頂くので、
サービス提供中はもちろん最大限できることを見つけてやります。）
話はそれからです。
最後は、あなたがやりたいように進めるように
協力してくださいます。
これは私が編み出した方法ですが、
様々な企業で実証済みです。
気疲れする毎日を過ごすことが一番お客様満足度を
下げる要因になります。
怒られないないように働かなくては・・・
あの人の顔色はどうかな・・・
とお客様に使うべき力を従業員につかう必要は本来はありません。
だからこそ、まずは自分から関係を構築することです。
最初は触れずにいた毎日よりもイライラするかもしれません。
しかし最終的には根本解決するために必要です。
人間関係に気を使わなくても良い環境を作るのは
あなた自身からの関わりになります。
言わせたいことを言わせておけば良い、
一定期間は関係構築のために我慢、
という「そんな方法かよ」と思われるかもしれません。
しかし、多くの現場を回ってきて、
多くの店舗で存在する御局タイプ（御局）が
あなたの組織でコンフォートゾーンを抜けて
進んで全スタッフに協力してもらう関係を作るには、
まずあなた自身が変わり行動するしかないのです。
もう同僚や一部のスタッフ同士で
「あの人さ〜超自分勝手だよね」と
言わずに「○○さんいてくれて助かるよね」と
前向きに御局さんを受け止められるように
まずは承認し、提案する習慣を身につけていきましょう。
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