売上予算を積極的に取りに行く店と
「まぁ予算達成できたらいいな・・・」という店と
「そもそも予算達成無理でしょ」と最初から諦めている店では
大きな意識の差があります。
当然ですよね。
やる気とコミットメントの問題です。
積極的に予算を取りに行く店と
予算達成を諦めている店では
あるフレーズの有無が挙げられます。
実はこのフレーズを言うか言わないかで
売上が変わります。
それはたとえ１０００円かもしれない。
「たったの１０００円なのかよ」
と思う時点であなたは予算達成にこだわっていないことになります。
私が担当する店の多くは
はじめは後者でもコミュニケーションを重ねるにつれ
１０００円も売上が上がるなら！と積極的に学びにくるし、
質問攻めに合うことが度々あります。
この１０００円、１００円のこだわりが
チリツモ（塵が積もれば山となるの略語）で予算達成へと
導いて行くのです。
私はABCマート時代に月間予算達成が＋５０００円クラスの
ギリギリ達成と立ち会ってきました。
その時にいつも店長が
「毎時毎分みんなが手を抜かずにこだわってくれた結果」
と言ってくれたのを覚えています。
お客様に伝えるたった一言を言うか言わないかで
予算達成を遠ざけることもあれば
近づけることもあるんだな、と実感しました。
店の予算を達成するのは生き残る上では
絶対に必要なことです。
潰れたら多くの人が困ることになります。
（そういう存在になれなければそもそも存在意義はない）
だからこそ維持しなければいけないし、
選ばれる存在になるための接客技術を身に付かなければいけません。
私が様々な業種で体験した予算達成のこだわりが見える店と
そうではない店の違いは何か。
それは、「他にもご覧になりますか？」
と可能性を諦めないことです。
そう簡単にレジに連れていかない姿勢が大切です。
もちろんこの一言は尽くす接客であることが前提です。
「この店員さんすごい感じ良いし、売りつけられないから
この際だからもうちょっと見てみよう」
という感想を持たれて初めて活きる言葉です。
押し売りMAXの接客だと、
「早く帰りたい」と思うので、
「他にも何か・・・」と言い終わる前に「もう結構です」
と言われてしまうことでしょう。
お客様が安心する接客があった上で活きる一言です。
あなたのお店はいかがでしょうか。
商品が決まったらすぐにレジに案内していませんか？
この売上意識の低い状況では
いつまでも売上向上は見込めないでしょう。
スタッフを教育して、基礎能力を身につけさせて、
お客様の安心感を作り出し、一品でも多くの商品販売にこだわる姿勢を
作ることが大切です。
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