私はこれまでにいくつかの商店街の中で孤軍奮闘する店を
担当したことがあります。
商店街の中にある店ですから、
そんなに大きな店ではありません。
それでも私に顧問料を払いサポートを依頼してくださいます。
そして、クライアント（社長）はこう言います。
「どんどん道を歩く人が減ってきていますね。」
おそらくこの認識は全店舗の主人がわかっていることです。
確かに人は減っているのです。
でも、残っているのはなぜか？
私は数年生き残っている店の社長と接してきて
わかったことがあります。
それは、「絶対に言い訳をしないこと」です。
どれだけ商店街から人がいなくなっても
商店街の責任にしません。
たったこれだけです。
私は仕事柄商業施設・複合商業施設で
研修やコンサルティングをすることが多いです。
売れない店の店長は皆こういいます。
・近くに新しいショッピングモールができた
・近くにアウトレットモールができた
・ライバルの単価がどんどん下がっているので売上・利益が取れない
・集客がない館が悪い
とこのように必ず言い訳を言います。
しかし、商店街の生き残っている店主（社長）は
絶対に言い訳を言いません。
絶対に、です。
あくまでも全責任を自身で背負ったうえで
店舗を運営していると私が理解するのに
そう時間は必要ありませんでした。
結局のところ店主（社長）の思い通りになっているのです。
近くに○○○モールができたから売上が落ちた。
そう思ったらそれ以上でもそれ以下でもありません。
自分が悪いのではなく、環境がそうさせたのだから
自身で何かを変えようともしません。
この不景気下で売上低迷しているにも関らず、
軒先でぼーっと商店街を行き来する人を見たり、
店内で新聞を読みふけっていて
店を継続できるわけがありません。
まさにこんなことをしている店は
どんどん潰れていくそうです。
そりゃそうだよな・・・と思いました。
売上げ低迷は環境のせいではありません。
売上げアップするためのアイデアがない
自身の責任であることを忘れてはいけません。
商店街・商業施設に店をお持ちの方は
各店舗の店長（もし店主であればあなた自身）に
言い訳を排除するだけで店の売上は上がります。
トップの思った通りの店になるわけだから、
うまくいかないと思ったら当然うまくいかない。
人や環境の責任にするような人を店長にしてはいけないし、
新しく店長を置くのだとしたらマインド教育は必須といえます。
まず、一番大切なのは、「言い訳を排除する」ことです。
あなたの店の売上が低迷するのは、
環境が理由ではない。
あなたに店を繁盛する力がないだけ、と
受け入れて能力開発に励み、
積極的に他者のサポートを取り入れていきましょう。
孤軍奮闘する商店街の店主のように。
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