部下はいつもやる気があるように見えるのに、なぜ成果に結びつかないのか？
このことで悩んでいるマネージャーは多いのではないかと思います。
クライアント先でマネージャー研修をしていると、
「口がうまい奴ほどやらない・・・」と
先日も困っていました。
確かに営業系の仕事だとよくある話だな～って思いました。
ちゃんと見込みがあるといっているのにいつまでも契約があがらない・・・
その時はそれなりの報告をしてくるのに
いつまでも成果に結びつかない・・・
なにが本当なのかがわからない・・・
と現場のスタッフに対して疑心暗鬼になっているのだとしたら
大きくわけて二つが理由だと考えられます。
１ 大げさに言わないと納得してもらえないと思っての発言
２ それなりの報告をしなければ許してもらえないと思っての発言
前者がサプライズタイプの上司である可能性
後者が激詰めタイプの上司である可能性が考えられます。
そう・・・実は部下が悪いわけではない、ということです。
これは結構意外だったのではありませんか。
嘘をついている部下に問題があるといいたい気持ちわかりますよ。
でもこうも考えられませんか。
部下が嘘をつかなくてはならない環境にしている、
としたらあなたはどんな気づきが得られますか？
私は仕事柄様々な業種の会社に伺うのでいろんなタイプのマネージャーと
接しています。
そして、成果が出ないのはなぜか？とよく議論されます。
話を聞いていると部下の行動や発言に問題があることはわかっています。
しかし、部下を変えることだけに躍起になっても
同じことが繰り返されることも私は知っています。
その瞬間は本人に反省を促すことができても、
上司のマネジメントスタイルが変わらない限りまた同じように
しなければだめだと部下は思い込み
元通りになってしまう、ということです。
この話を上司にするたびに
「その視点はなかった～！」と強烈な自己評価があるようです。
あなたはいかがでしょうか。
部下が思うように結果につながらない理由・・・
実はあなたのかかわり方にも問題があるかもしれません。
まずは、あなたが普段部下とどうやって接しているのか、
あなたが納得するときは部下がどんな発言をしたときなのか。
ぜひ観察してみてください。
そして、一言こう伝えてください。
「何か無理していることはないか？私のかかわり方に問題があると思っている。
素直に何を普段無理しているか教えてほしいな」
と歩み寄ってみてください。
きっと心を開いてくれるはずです。
言ってくれたことはすべて受け入れて根本解決に向けて
じっくりと議論を重ねてください。
そうすれば必ず本人のパフォーマンス管理がしやすくなるはずです。
そして、お互いに素直に接することができれば
あなたも事前に指摘もできるし、一緒に達成に導くことができるはずです。
二人三脚でやりきれる関係を作るためにも
あなたの関わり方も振り返ってみてください。
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