先日ある企業のスタッフ研修を受けました。
そこのあるスタッフは、
ビジネス書をかなりの冊数熟読している勉強熱心な方でした。
素晴らしいと最初思ったのですが、
どうやら本人の表情が晴れないのです。
なぜなら、あまり組織内で活躍できていないから、だそうです。
話を聞いていると、
現実逃避のために本を読んでいることがわかりました。
「あ〜わかる、めっちゃわかる」と
私は思わず言ってしまいました。
もしあなたがこの手のスタッフや店長だとしたら
ご安心ください。
飛躍はすぐそこまできています。
ある思考と習慣のパターンを身につければ
すぐに活躍できるのを実体験とクライアント事例で
確信しているからです。
実はこの手のスタッフは少なくありません。
勉強をして答えを探そうとする姿勢は
大切なのですが、答えを求めるばかりで、
自分の頭で考えられない。
大切なのは、まずは自分で考えて実践して、改善のために
書籍を活用すること。
まずは、自身の行動に焦点を当てる事が大切です。
だからいきなり思考だけが飛躍して
感動接客をしたい、と言ってしまうのだと思うのです。
ビジネス書はただ読みたい本を読み続けるよりも、
自分の課題や悩みにあった本を読む方がずっと効果的です。
（書いている私が言うんだから間違いない・笑）
そして、私は彼にこういいました。
「一度本を読むのを辞めよう。そして、いままで培ってきた知識をもとに
とにかく接客で実践してみほしい。読み返すのは次回会うまで禁止。
まずは自分の頭で考えて思うがままに実践してみよう」
とアドバイスしました。
あえて勉強を辞めるアドバイスをしました。
たいていこのアドバイスで物事は解決します。
自信がないから本を読んで自信をつけようとする。
このすがりたい気持ちはわかるけど、
まずは自分で考えてやらなきゃ。
そして、１ヶ月後に、振り返りをしました。
もちろんすでに本人にうまくいったこと、
うまくいかなかったことは明確にしてもらっています。
そして、１ヶ月どうだったのかを聞くと、
成果も出ているし、課題もあり得ない程の数が挙がっていました。
素晴らしい。
そして、課題を解決するための書籍を選定して、
読む習慣を身につけてもらう。
できるようになったことは賞賛し、できなくても
明確な課題を理解しているので解決の糸口を
書籍で探す事ができます。
もともと学習意欲の高い人は、
ちょっと思考と習慣のパターンを変えてあげるだけで
こうまで変わるのか！！というくらい変化します。
だから、今なかなか勉強しても
成果に繋がらなくても大丈夫です。
すでに学習の習慣があるから。
まずは、1ヶ月何も考えずに今までの学習を披露する場を
作りましょう。
話はそれからです。
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