作業をしている時間は
残念ながら未来の売上にはつながるが
その場では1円も売上げていない。
ということは作業をしている時間以外が
売上を上げていることになります。
作業をして仕事をした気になっても
商品が一つもうれなければ
その作業も意味がありません。
何のための作業なのか?
それはセールスのための作業ですよね。
先日あるクライアントのアルバイトが
作業を一生懸命やっている姿を見ました。
そして、「おっ作業がんばってるね」
と声をかけると、
「これが僕の仕事なので!」
という一言が気になりました。
このアルバイトは、
自分は作業をするために店に配属されたと思っているのです。
違います。
売るために販売員として採用されたのです。
しかし、作業が多くて
一日中作業スペースにいることもしばしば。
完全に慣れ切っていました。
これでは何のための作業なのかわかりません。
そこで私はアドバイスをしました。
「あなたは販売員です。
作業をするために雇われているわけではありません。
だから一秒でも早く終わらせてお客様と話そうよ。
だって接客が好きでこの仕事はいったんでしょ?」
と聞くと、
涙をこらえているのか
肩を震わせ小さく頷いて
作業スペースに戻りました。
自分の目的次第では
どうにでもなるものです。
売場に出たいのであれば
相応の行動をすれば必ず出られます。
一度自分の仕事を決めつけると
考えることも努力をすることもしなくなります。
人は慣れるプロですから。
だからこそ、目的をもって
取り組むことで快楽習慣を卒業することが大切なのです。
これからこのアルバイトがどう
変わっていくのかとても楽しみです。