あなたは毎日、売場に立ち、
数多くのお客様を接客していることでしょう。
人によっては1日100人近く接客している人も
いるのではないかと思います。
本当にいつもお疲れ様です。
お客様が多くなればなるほど、しかし時間は有限です。
1人あたりにかけられる時間は必然的に短くなってしまいます。
またこのご時世ですから、人件費がカットされ人員が減ると
必然的にやらなければいけないことが増えて、
接客に時間が割けなくなっている人もいることでしょう。
弊社のお客様先でも、よく「作業が忙しくて・・・なかなか」
という声を聴きます。
たしかに、「えっこの売場の広さで二人で回しているのですか!?」
と耳を疑いたくなるような人員の店もあります。
大変なのは私も重々承知しています。
しかし、どんなに大変だとしても、
注意しなければいけないことが一つだけあります。
それは、お客様への対応です。
忙しくても即座に対応できる能力は日頃から身に着けなければいけません。
「すみません!」とお客様から呼ばれたとき、接客中や急いで店内を回っていて、
「うわ~忙しいこのタイミングかよ・・・」と不快感をあらわにしてしまったことありませんか?
これ絶対にだめですよ。
人が少ないから仕方がないで片づけていたら今すぐ態度を改めるべきです。
なぜなら、お客様には忙しいなんて関係ない話ですから。
暇な時も、忙しい時も払う金額は同じです。
これは飲食も同じです。
混んでいる時間帯の飲食店では、メニューを直前で悩んだりすると
ウェイター/ウェイトレスの顔色が一変します。
確かに料理を運びながら接客しているわけですから、
声をかけられても困るのかもしれません。
しかし、待ってください。
お客様は確かに今ウェイター、ウェイトレスの力が必要なのです。
自分の立場よりもお客様の立場を優先しなければ
ビジネスは成り立ちません。
店頭でも、膨大な業務で嫌気がさす中、
声をかけられて少し待ってもらいたい気持ちになるかもしれません。
しかし、お客様にとっては、あなたが目に入った以上は、あなたしかいないのです。
お客様は店に足を踏み入れれば全員プロ販売員として見ています。
無条件にあなたに信頼を寄せているのです。
にもかかわらず、あなたがそっけない態度で
接したらどう思うでしょうか?
ガッカリしますよね。
だから、たとえ接客中でも声をかけられた以上は、
快く応対する必要性があります。
いつでもお客様の前では笑顔、これ忘れないように日々接していきましょう。
お客様はいつだって自身を快く出迎えてくれて、
大切な存在として扱ってもらいたいと思っています。
だから、その期待にいついかなるときも
応えられるよう意識して取り組みましょう。