「店頭からお客様が消えた・・・」
最近私のところに相談が急増しているフレーズです。
「消えたってどういうことですか？」と聞くと返ってくる反応は
いつも同じです。
「ネットに奪われているようです」
・・・うん？ネットに奪われている？
ちなみに私が返答するフレーズもいつも同じです。
「奪われているんじゃなくて、
店にわざわざ行きたくなる魅力がなくなったんですね」
と直球で伝えています。
ネットに奪われているのではなく、店に行く理由が
なくなっただけ、ただそれだけの話なのです。
店舗運営者はお客様が来なければすぐに他責にする傾向があります。
大手商業施設ができて商店街がシャッター街になった、
という話もよく聞きます。
違いますよ。
大手の商業施設のほうがお客様からしてみたら
魅力的だからですよ。
スポーツでレギュラーを奪われたら、なんて言うのですか？
「自分の方が下手・弱いから」と潔く認めますよね。
「あの選手さえいなければ私レギュラーなのに・・・」
なんていう選手はいつまでたってもレギュラーになれないでしょ。
同じことです。
シンプルに魅力がない。（スポーツであれば下手・弱い）
これに気付かない限りこの店は立ち直ることはできません。
なぜか。
他責にしているうちは、いつまでも現状は好転しません。
他責から成長は生まれない。
成長しない、ということは
ますます選ばれる理由がなくなることを示しています。
対外的な理由（ネットの台頭）で
お客様がいなくなった側面もあります（それは認めます）が、
ほとんどは、経営者や店長の他責の考え方が
衰退の理由です。
ライバルがネットショッピングでも、
店舗で売れているところは売れています。
ただ言い訳癖の店だけが売れていないだけの話なのです。
ではいったいどうしたらいいのか？
打開策はないのか・・・？
いえ、そんなことは全くありません。
まず、魅力がないから選ばれていないことを
潔く認めることです。
（天災を除く）
ネットは関係ない。
次にあなたがするべきことは何か？
それは・・・
経営者・店長が店舗運営について勉強することです。
そして、同業・他業種のベンチマーキングを率先して
行いましょう。
答えは常に店舗にあります。
流行っている店は流行っている理由があります。
暇な店も同じように暇な理由があります。
あなたは繁盛してお客様に選ばれる店を作りたい
そう思っているはずです。
それなら車でも電車でもなんでもいいから
遠出して町の繁盛店を徹底視察していきましょう。
そして、もう言い訳を言わないことです。
「この店は特別・・・」
「同じ業種じゃないから・・・」
と難癖つけて素直さに欠けると
ベンチマーキングも意味がありません。
潔く認めること、
繁盛店から学ぶこと
この二つをまずは始めましょう。
もちろんほかにもやるべきことは沢山ありますが、
今日はこの辺にします。
早速次の休みに最低でも１０店舗は
回って「自店舗に反映」してくださいね。
行動が変われば必ず結果が変わります。
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