店頭商売は、必要な資源がシンプルです。
店舗
人材
商品
です。
どれも必要不可欠なのですが、
中でも一番リスクを生み出しやすいものは何だと思いますか？
店舗・・・
そうですね、家賃を上げられてしまうとか。
う〜んでも今の時代、地価が急騰するのは考えにくいですね。
よっぽどの好立地だと問題になりそうですが、
リスクは比較的低めですね。
商品・・・
オイルショックをはじめとした
供給に支障がきたすとかなりリスクになります。
しかし、オイルショックも１００年間の間に
２回起こった程度です。
今は原油安なので製品原価に大きく貢献してくれています。
これも相場があるので上下するでしょう。
過度の期待は禁物ですが、そこまでリスクは高くありません。
代替品も市場に溢れていますからね。
そうです、一番のリスクは人材です。
特に日本のように人口減は長期的にみても
改善をするには時間があまりにもかかります。
今は規制緩和を進めて外国人雇用を
増やそうという動きがありますよね。
もうオーガニックではもうにもならない状況まできました。
ここで人が足りなくてシフトが回らなくなった場合は
どうする必要があるのか？
考え方は二通りあります。
日本人と外国人採用どちらにシフトするか、です。
あなたは今後どちらに力を入れていきますか？
外国人採用のメリットは、
私の主観と体感ですが、意欲の高い人が多いです。
以前フィリピンに仕事で行きましたが、
このままでは日本人はアジア諸外国の人材に
多くの仕事を奪われるのではないか・・・と危惧した程です。
しかし、デメリットもあります。
それは語学や文化の浸透です。
日本語はどの国に行っても「難しいです」と
答えが返ってきます。
英語と比べても文法が異なりますからね。
日本人が英語を話せないのと同じです。
教育力に自信があれば
外国人採用をオススメします。
これから外国人を採用した店舗展開は
必ずやってきます。
早いうちに取り組んで外国人採用ブランディングを
展開するのも良いかもしれませんね。
あなたはどう考えていますか？
続いて日本人採用です。
これはこれまで通りの仕組みですが、
採用単価は間違いなくこれから高まることでしょう。
人口が減るということは、
人材の奪い合いになります。
一般的な募集広告（紙・ネット）を活用するとなると
それなりの単価になっていくことでしょう。
メリットは語学と文化の浸透の必要性がない点です。
これは日本人として生活をしてきたから当然ですね。
デメリットは、人材流出のリスクが高い、という点です。
他にも選べる企業が多くなる分、一カ所に留まり続ける、
という意欲はこれまで以上に下がることでしょう。
終身雇用はおそらく近々古い文化として
忘れ去られてしまうのではないかと思っています。
今でさえ転職市場が盛んなのですから、
これからはますますヘッドハンティング市場も活発に
なるでしょうし、流動は激しくなりそうです。
しかし、人材流出はある手を打つことで
ある程度回避することができます。
それは何でしょうか。
ちょっと胸に手を当てて考えてみてください。
「あなたが一カ所に留まって生涯を遂げたくなるような
会社はどんな会社ですか？」
この質問に答えてください。
この答えに合った価値観を持った人は
あなたの会社から外に出ることを考えません。
人は必ず新しい取組みをすることに対して
不安や恐れがあります。
この不安や恐れを超えてでも転職をしたいという
具体的なオファーがあれば人は動きます。
しかし、お金だけではこれからの時代は
ますます動かなくなります。
ではどうしたらいいのか、考えてみてください。
毎日スタッフはどんな顔をしている会社になればいいのでしょうか？
一週間の働き方はどんな働き方が理想的なのか？
私はどうして簡単にこんな問いかけができるのか。
それは多くの分野の心理学を学んでいるからです。
人は５つの基本的欲求があると言われています。
詳しくは選択理論心理学をご覧下さい。
愛し愛されたい欲求
所属と愛の欲求
力の欲求
自由の欲求
楽しみの欲求
があります。
これからの時代はどの欲求が強くなると思いますか？
また、あなたが現場でバリバリ働いていた時は
どんな欲求が高かったですか？
未来の欲求を読める力が身に付けば
あなたは間違いなく優秀な店長・オーナーになれるはずです。
これは日本人に限らず外国人にもあります。
経済の発展段階によっても強くなる欲求は変わります。
私の意見は、これからの時代は、日本人の採用もしかり外国人採用にしても
どちらも力を入れていくべきだと思っています。
あなたはどう考えますか？
正解はあなたが決めることです。
いずれにせよあなたの組織の定着率が低いのだとしたら
今すぐ組織文化や風土を変える必要があるでしょう。
そして、これからやってくる外国人採用をしても
社内が混乱せずにお互い良い点を引き出し合い
力を合わせてグローバル企業へと進化していくことが求められます。
早かれ遅かれ次の時代がやってきます。
今から準備しなければ完全に置いてかれてしまいます。
「あの頃は楽だった・・・」と過去を肯定し、
今に悲観する人生を歩みたいですか？
ぜひじっくりシフト状況をもとに
未来を描いてみましょう。
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