ホスピタリティで代表される「感性」という言葉。
あなたも一度は聞いたことがあると思います。
先日元リッツカールトン日本支社長の高野登氏と
久々にランチをした時の話です。
「気づきのセンサー」は刺激の多い場所（非日常空間）で
高めることができる、と教えてもらいました。
たしかに私も海外に家族諸共引っ越して
海外で滞在するたびに日本では味わえない体験を日々しています。
たとえば、ベビーカーを押していれば
「あなたは３人の子供を連れて素晴らしいわね。
何か手伝えることはあるかしら」
と日本とは反対の対応を受けます。
バスに乗ればすぐに席を譲ってくれるし、
お菓子をもらうことがあります。
（子供達はアンパンもらってたな・笑）
そして、一番驚いたのは、
扉を開けたら全員が必ず後ろを振り返ることです。
後ろに人がいれば、
必ず開けて待っていてくれる。
これには本当に驚きました。
日本では一部の心の余裕がある人くらいしか
していないんじゃないかな。
そして、平日休日関係なくみんな笑ってる。
すると自然と私自身も気にするようになりました。
「後ろの人に気を使う」という気づきのセンサーが発動した瞬間です。
今までのスタンダードと違う文化のスタンダードに
触れることで発想も気づきのレベルも
大きく変わります。
帰国してから日本の素晴らしさを改めて実感したり、
ここは海外の方がいいな〜と思うことがあります。
それは往々にして、
利便性は、日本
笑顔や余裕は海外
何が正しいか何が間違っているか、ということではなく、
私なりの体験の尺度で物事の好き嫌い（善し悪し）が
明確になりました。
日本という軸を持って世界に出ることで
得られることが沢山あるなと実感しています。
私自身はこれからももっと色んな国で色んなサービスを受けて
コラムの読者の皆様をはじめ多くの人に
日本のおもてなしの素晴らしさを再認識して頂きたいと思っています。
その気づきのセンサーを日々高めるよう過ごして参ります。
と、何を言いたいのかまとまらなくなってきたのですが、
先日のトップ営業マン×トップ販売員講演会で
講師の末永氏が言っていたことを思い出しました。
要は、「気づきのセンサー」は日本国内でも十分高められる、
ということです。
非日常空間は一瞬で作り出すことができます。
その方法は、「いつもと違う日常」を作り出すことです。
って同じこと言ってるやん・笑
“いつもと違う日常”です。
たとえば、いつもと違う道で帰ってみる、
いつもと違う店に行ってランチする、
いつもと違う分野の本を読んでみる、
いつもと違うテレビを見てみる、など。
見識が広がる分気づきのセンサーも
どんどん磨かれていきます。
自己判断の幅が広がることで、
気づきの幅も広がります。
海外でも日常でも
非日常空間を作り出すことで、
気づきのセンサーは高まります。
コンフォートゾーンの中で日々生活するのではなく、
飛び出しましょう。
その刺激を受けた分だけ必ず成長するし、
気づきのセンサーは高まり続けます。
あなたはこのコラムから何を学んで何を実践していますか？
気づきのセンサーを高めるには、
今までとは違う行動をとることが大切です。
よく、お店の中に落ちているゴミに
気づかない人がいますよね。
これは気づきのセンサーが退化している証拠です。
今まで行ったことがない店に足を運ぶと
新鮮な目で店を見ることができます。
「うわ〜この店奇麗だな〜」とか
「うわ〜この店汚いな〜」と気づくことで、
自店舗に行けば、客観的に自分の店を見ることができます。
ゴミに気づくことができる、ということです。
日常が風景化するのを防ぐ必要があります。
早速新しい行動をしましょう。
いつもと違う帰り方・行き方をしてみてください。
いつもと違う時間に起きて違う分野の本を読んでみてください。
気づきのセンサーが日々高まれば
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