販売の世界は実力主義なので、
年上の部下を持つことも少なくありません。
私もアルバイト時代に経験したことがあります。
「年下の上司VS年上の部下」
よくこじれる関係ですね。
年上の部下にある程度の理解力がなければ、
邪魔するものが一つあります。
それは、年齢と経験というプライドです。
あまり年下の上司が強いリーダーシップを発揮しすぎると
面白くない、と思われてしまいがちです。
かといって、下手に出過ぎると、今度は舐められて
仕事をやってくれない、というジレンマに陥ります。
私は、こんな悩みを持った年下店長に、
こんな解決案を提示して多くの関係を良好にしてきました。
※良好にならなくても上司が望む成果は出るようになりました・笑
それは、「承認」「自己決定」です。
この二つができれば基本的に相手を自分の
思い通りに動かせることができます。
まずは、否定をせずに自分から寄り添うコミュニケーションを意識することです。
「そのやり方はもう古いので、僕のやり方に従って頂きます！」
と言ったような突き放したようなコミュニケーションを
年下の上司がとってしまうと、ますます関係は悪くなってしまいます。
これでは成果には繋がらず、
ますます距離が生まれ思うように動いてもらえなくなってしまうでしょう。
承認をベースにしたコミュニケーションを取ることが大切です。
続いて、自己決定ですが、
「○○さんこれしといてくださいね！」
とタスクを振ってしまうと、自分で決めたことにはならないので、
ほぼ１００％やらされ感覚で仕事をすることになります。
これも成果に繋がる可能性はかなり低くなってしまうでしょう。
まず一つは、「○○してもらってもいいですか？」と
質問をすることです。
質問をして自分で決めてもらうことが大切です。
行動を選択できる＝尊重している
というサインに繋がります。
自分が大切にされている、という実感が、
次なる積極的な行動に繋がります。
また、こういうコミュニケーションも効果的です。
「○○さん、この件について先輩としてアドバイス頂きたいのですが・・・」
と聞き、
「そうですね。■■のやり方をした方がいいと思いますよ」
といったとします。
年下の上司は、このときにどう思うのか。
たいていが、「だからダメなんだよ」です。
しかし、この感情をストレートに伝えるのは非常に危険です。
そのため効果的なコミュニケーションは、
「いままでそのやり方でうまくいった事例を教えて頂けますか？」
と聞いてください。
たいていここで観念します。
「いや〜特に事例はないですね〜。思いつきなので・・・」
そして、続けて
「もし、このようなリスクがあった場合■■の
やり方でやるとどんな結果になりますか？」
「あ〜なるほど。そこまで考えてなかったな・・・」
と、徐々にあなたが望む行動にシフトしていく
コミュニケーションを取ります。
ただこのプロセスを積み重ねる上で重要なのは、
常に年下の部下が「自分で決めている」というプロセスを
踏むことです。
「○○さんはどう思いますか？」
と聞いて、
「それがいいと思います。」
と答えることで自己決定に繋がります。
このように、承認と自己決定をベースに
日々コミュニケーションを取っていきましょう。
そうすれば必ずあなたが望む行動を
年下の部下はとってくれるようになるでしょう。
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