意識の低いと思っているスタッフ、
あなたの店にはいますか？
意識が低いスタッフが一人いるだけで
店の雰囲気は悪くなりますよね。
とはいえ、この手のスタッフの大部分は古株アルバイト・パートです。
（※これはあくまでも成田統計の話です。）
入社したての人はフレッシュ感満載で、
何でも吸収しようという意欲に満ち溢れています。
もちろん最初からここまでではなくても
気持ちはすくなくとも前向きです。
しかし、年数を重ねるとどうしても自分の居場所を保持しようとするので
誰かが抜きん出ようとするとそれをつぶそうとする人が出てきます。
見ていて、「なんでそんなにツンツンしているんだろう」
と思うのですが理由も明確です。
自分のポジションを保持したいのです。
どういうことかというと、
人は習慣の生き物なので「変化」を嫌うところがあります。
だから抜きん出る人が出てくると、
自分にあっていた組織風土ががらっと変わるのではないか、
という不安を抱えています。
そこで、店長やマネージャーはこの意識が低くなっている人を
押しのけたマネジメントをしようとします。
しかし、これは強引に物事を進めざるを得ないので、
どうしても組織に亀裂がはいります。
少なくともこの意識の低いタイプの人の周りには、
賛同者がいます。
そこで組織は二分化し、ややこしくなります。
一番良いのは、全員が気持ちよく変わることです。
そんな方法あるのかって？？
あるに決まってるじゃないですか〜！！
（※私の仕事の一部は人間関係の調整から生まれるモチベーション作りです）
ただし、一気に右向け右！ではうまくいきません。
もちろん前向きな人はそれで今まで通り変わってくれることでしょう。
しかし、「今日から俺のやり方でやるので！」というタイプの
店長はたいてい失敗します。
なぜなら、関係を初回で断絶してしまうからです。
大切な方法は、一人一人が大切なスタッフですよ、
という意思表示から入るのが大切です。
ではそれをどう表現すれば相手に伝わるのか。
「面談」です。
一人一人３０分程度の面談を実施しましょう。
質問は以下の質問が効果的です。
１）今までの店で良かった点は？
本人の望む欲求がよく見えます。
例えば、自由だった、という方は型に当てはめられる仕事よりも、
日々刺激があり、自由に意思決定できる職場を希望している、
ということになります。
お金であれば職業は時給で基本的に考えている、ということです。
と、このように必ず欲求が見えるのでどんなタイプかを
忘れないようにメモしておきましょう。
２）今現状感じている店に対する不満は？
この質問で本人が店に対してどれだけ貢献意欲を
持っているかがよくわかります。
売れない組織に蔓延っているのは
たいてい「○○がいけないから・・・」
と必ず他責の習慣が生まれます。
それも一人のスタッフだけではなく、
どのスタッフも同じようなことを言っている訳です。
この二つの質問をしながらざっくばらんに、
働く上で何を大切にしているのか？
店長であるあなたに何を求めているのかを
徹底的にヒヤリングしておきましょう。
そうすることで、短期間で関係は構築されます。
意識の低いかたは特にこの面談が効果的です。
なぜなら自分を大切にしてくれている＝味方ととらえている、ということです。
最初は自分の居場所を奪われるのではないかとツンツン
していますが一度心を開けば強力な協力者になってくれることでしょう。
否定して自分のやり方を押し付けるのではなく、
必要な存在として接していくことで
結果はすぐに変わっていくことでしょう。
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