長くお店で働いていると、ある程度専門的な知識も付いてくるので、
それを知っているのが当たり前かのように専門用語のオンパレードで接客をする販売員さんをお見受けします。
例えば、「価格の違いは、CPUがCeleronではなくcore i 5ということ、
あとは・・・ドライブがスーパーマルチプラスブルーレイなんですよ!」
これは正しい説明なのですが、聞いていていかがですか?
何を言っているのか全く分からないですよね。
(玄人の方を除いて)
なぜこうなるのでしょうか。
それは、いったん専門知識を身につけてしまうと分からない人の気持ちが
分からなくなってしまうからです。
もちろん皆はじめはわからないところからスタートします。
にも関わらずです。
あなたの覚えた専門用語は、時としてお客様に
不安を与えることにもなってしまいます。
専門用語だらけの説明でも、違和感を感じないこともあります。
それは、お客様は分からないと思っていても
質問してくれないからです。たいていは、分かったふりをします。
これくらい知っていて当たり前なのかな、
知らないのは恥ずかしいな、という思いがあり、
「あ~、そうなんだ」と相づちを打ってしまうのです。
ですから、一気に説明しないで
「何かここまででご質問ありますか?」と話す機会を与えて下さい。
双方向のコミュニケーションと、
お客様の現在地の確認で納得感が高まります。
そうすると「いや、実は・・・分からなくて・・・」と本当のことを話して下さいます。
(※もちろん玄人のお客様には専門用語でOKです)
しかし、それ以外のお客様には、わかりやすく説明することが欠かせません
出来るだけ日常生活でイメージできるような説明を心がけてみて下さい。
私はCPUを学校の時間割、メモリを引っ越し屋さんで説明していました。
何を言いたいのか?
それは、このようにお客様の頭で
イメージできるように説明していきましょう!、ということです。