私が担当する店の中には、
従業員関係が最悪状態にある店が時折あります。
結果から申し上げると、
数か月で関係は改善し、売上が上がります。
何をしたのか?
それは、お互いに使う言葉を変えただけです。
たいてい人間関係が悪い店は、
人を人として扱わない傾向があります。
お客様には、「お客様」と様をつけますが、
アルバイトには「おい、お前!」と名前ですら
呼んでもらえません。
これで本人のやる気が上がるでしょうか。
良い人間関係を構築しようという気になるでしょうか。
ならないですよね。
そこで私は、
お客様にしていることをそのまま
一緒に働く販売員やスタッフ、社員に使いましょう、と話します。
一緒に働くメンバーには、
「○○さん」と必ずさん付けで呼ぶ、
これだけで関係がよくなります。
さらには、何か仕事を手伝ってくれたら
「ありがとう!」と必ず感謝の気持ちを伝えてもらうようにしました。
これでさらに人間関係は改善されました。
私がコミュニケーションで最も大切にしているのが、
「尊重」です。
大切に扱われているという実感が
良い人間関係の基礎となります。
あなたは最近「ありがとう」と面と向かっていいましたか?
仕事が遅いとか言っていませんか。
もし言っているのだとしたらすぐに辞めましょう。
これくらいして当たり前だと思う前に
「ありがとう」を伝える習慣を作りましょう。
それだけで何もかもが変わります。