私は仕事柄たくさんの店に足を運びます。
また新しく店長になった方との
コミュニケーションも非常に多いです。
そこで初日からうまくっている店と
いつまでもうまくいかない店の店長と
コミュニケーションをとって明らかな違いを
発見しました。
これは世紀の大発見なのではないかと
思うほど驚きました。
それは、初日の挨拶で決まる、ということでした。
売れない店長は、
どうしても自分がトップであることを
知らしめたいので強い態度で、
臨みます。
どうしても言葉もきつくなり、
自分に従ってほしいメッセージを伝えます。
この瞬間にアルバイト・パートとの関係が
断絶します。
つまり、新店長が的になったことを表す、
ということです。
少し前の時代だったらこれでよかったかもしれませんが、
今の時代には全くフィットしていません。
断絶するのでアルバイト・パートが辞めていきます。
そして、メンバーが入れ替わることで
組織を再構築するのです。
このアプローチに対して、
売れる店長は初日の挨拶に二つの意図を
伝えています。
・これまで店舗運営に尽力してくれたことへの御礼
・これから良い店を作る上で協力してほしいことを伝える
この二つです。
つまり、敵ではなく、パートナーとして
パート・アルバイトに認識してもらうことが上手である、ということです。
初日で「この人は仲間だ」と思ってもらえれば勝ちです。
周りも少しずつではありますが、
店長に対して協力姿勢をもって接することでしょう。
力でねじ伏せる時代は終わりました。
これからは一緒に働く大切なパートナーとして
一人ひとりの才能を引き出すことが店長には
求められます。
４月は大きな人事異動がある月です。
新しい店に異動する店長は
初日の挨拶をぜひ大切にしてください。
