私はある日自宅の家賃を払うために高額を
銀行から引き出そうとしました。
アメリカはセービング口座とチェッキング口座と二つに分かれています。
チェッキングに十分なお金を入れておかないとセービングにお金が入っていても
手数料が取られます。
(チェッキングの残高が-になる時に手数料が取られます)
それを私は知りませんでした。
そして、ちょうど、お金を引き出すときに案内をしてくださった方が、
窓口に案内してくださいました。
私は英語が話せないので代わりに通訳してくださいました。
会話の中で、
「チェッキングにないので、セービングから引き出しますね!」と窓口の方が
言った一言をこの案内してくださった方は聞き逃しませんでした。
無事お金を引き出した際に、
「お客様ちょっとお時間よろしいでしょうか」と
尋ねられたのでもちろんです、と答えました。
「さきほどチェッキングに残高がないのでセービングから引き出しましたよね?」
と先ほどの手数料のことを説明してくださったのです。
私は知らなかったので「え~~~」ってとてつもなく損をしていたことを
初めて知りました。
・・・でもよく考えたらこの案内してくださった方が指摘してくださらなかったら
なんども私は損をしていたわけです。
教えてくれて本当に良かったと感謝しかありませんでした。
この方のデスクの後方に目をやると
「2012年成績優秀者」の称号の盾が飾られていました。
なるべくしてなった方なのだとすぐにわかりました。
お客様が困っているときに会話の中から推測し
近い未来起こるであろう不便(トラブル)を事前に解決してくださる
その姿勢に心から感動しました。
本来であればすべてのデータを閲覧できる窓口で話した時点で
話が出てもおかしくありません。
窓口の方には特に何も言われませんでした。
成績優秀者ならではの「洞察力」素晴らしいですね。
とてつもなく勉強になりました。
たった一言ですが、聞き逃さないことの
大切さを学びました。