2012年11月11日

話を聞く「頷き」には3つのレベルがある

お客様が販売員に心を開いて
本音を話すには、あるスキルが求められます。

それは「傾聴力」です。

聞き方は人の心を開きます。

つまり、本音でなんでも話してくれる、ということです。

話には聞き方が三つあります。
レベルが高まれば高まるほどよいです。

【レベル1 へ~と流す】

ほとんど頷きもせずに「へ~」という人がいます。
これは聞いてくれているのかよくわかりません。

かなり失礼でしょう。

しかも、若干興味ない感がお客様に伝わり
話すのも嫌になってしまいます。

ほとんどのこの手の販売員が気づいていないことに
驚きます。

間違いなくお客様と関係を築けない残念なタイプと
言わざるを得ません。

【レベル2 はい、と小さな頷き】

レベル2は、はい、と返事はするものの、
小さな頷きをするタイプの人のことを指します。

話は聞いているのですが、
理解しているのか疑わしい返事をする人がいます。

しかも、はじめは「はい」と言っていたのに、
だんだん面倒くさくなるのか、頷くだけになる人がいます。

それも無表情で。

これはいけない。

お客様が話してくれている時間は
情報の宝庫です。

さらにお客様も販売員の聞き方で信頼するかどうかを
ジャッジしているのです。

それを「話長いな~」という表情で聞いていては
お客様の本音を引き出すことは難しいでしょう。

【レベル3 はい!なるほどと相槌をする】

やはり聞くことが上手な人は、「なるほど」と
大きく頷きます。

相手が気持ちよく話せる環境を作るのが
とても上手です。

お客様も次から次へと話してしまい
気づいたら何年も友達のような「安心感」を
抱きます。

そう、「安心感」。

お客様は商品を購入する際に二つの基準を大切にしています。

1つは「納得感」です。
商品を買って損はしないか、しないと判断した時に、「納得感」
が生れます。

2つめは、「安心感」です。
この人から買っても大丈夫かな・・・と誰もがはじめは思います。
この時に、聞き方うまいと、「この人は私を理解してくれている」と
安心します。

実は、聞き方ひとつで
お客様と信頼関係がはぐくまれているのです。

お客様は販売員の聞き方を見逃しません。

お客様が思わず「あらごめんなさい、よけいなことまではなしちゃったわ」
と言われるような聞き方をマスターしていきましょう。

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