2012年11月07日

売れればそれでいい、という時代はとっくに終わった

「先生、売れればいいんですよ!」

と先日ある社長から言われた。

どういうことだろうときくと、
「売れれば利益が残る、それでいいんですよ、
サービスの質を高めるとか、それよりも
売上さえ上がればいい」

とおっしゃいました。

そして、私は質問をしました。

「ではその売上はどうやって作るのですか?」

すると、すかさず
「そりゃあ・・・気合と根性でしょ」

とおっしゃった。

この手の話は年に何回か耳にします。

この話を聞いてあなたはどう思うでしょうか。

この人の下で働きたいと思うだろうか。

私は少なくとも働きたくない、と思いました。

「そして素直に定着率はいかがですか?」
と聞くと、

「みんな根性がないからすぐにやめていきますね。
所詮そんなもんですよ」

とおっしゃいました。

なるほど。

だからか・・・と納得がいきました。

売上の前に売上を上げる人のことを
考えなければいけない。

つまり、この社長にとってのお客様は
販売員(営業マン)である、ということです。

職場環境もよくない、そんな中で働く一人一人が
ベストパフォーマンスを発揮できるだろうか。

難しいだろう。

だから私は、
「売上を上げたい気持ちはわかります。しかし、
売上が上がる環境も作っていった方がよいですね」

と言ってもなかなか響かない。

そして、さらに私は、
「では今の話をされている社長があなたの上司だったら
あなたはこの人の下で気合と根性で
パフォーマンスを発揮できますか?」

と聞きました。

すると、はっとされて
顔が青ざめていきました。

ようやく気付いたようです。

自分の下で働く人の気持ちにようやく気付いたのです。

売上の前にまずは、一緒に働くひとりひとりのことを
考える、これは上司として当たり前のことです。

これを飛び越えて売上売上と
拝金主義に走ると組織は機能しません。

すぐに人が辞めて結局組織がもたない。

物事には原理原則があります。
この原理原則に従わなければいけないと
痛感する出来事でした。

売上に困っているときほど
一緒に働くメンバーのケアが求められます。

リーダーとは大変な仕事ですが、
売上を作るのは第一線で活躍する営業マンであり販売員です。

彼ら、彼女らのモチベーションがそのまま業績に反映されます。

気合と根性を語る前に
気合と根性でやる気が高まる環境を
用意しなければいけません。

あなたの組織はいかがでしょうか。

しっかりと従業員満足を考えた組織体制になっていますか。

無理をさせすぎると
どこかで必ず足元をすくわれます。

この社長はこの瞬間に気づき
大きく変わりました。

今からでも人はいくらでも変わることができる。

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