接客において大切なことは、自信を持って商品を勧めることです。
しかし、多くの販売員が遠慮をしています。
(実にもったいないなと今感じます。)
特にメイン(靴やPC)の商品を販売するととたんに付属商品の販売がおろそかになります。
もともと多くの販売員がメイン商品が好きで入社する人が多いような気がします。
だから、周辺の商品まで知識を高めようという意欲が出ないのです。
単価も低かったりしますからね。
(デジカメであれば数万しますが、メモリーカードとなると1000円で買えます)
これは勝手な販売員の都合であることは間違いありません。
メモリーカードのプロのならなければ販売する資格などないと私は思っています。
これは、販売員だけの問題ではなく、
お客様満足度(CS)に直結します。
周辺知識がなければ、
当然満足度は下がってしまいます。
分かりやすい例としておもちゃで説明します。
よく大きなおもちゃ屋さんに行けば、アンパンマンのおもちゃがところせましと並んでいます。
親の立場で見ても圧倒するのですから、子供の目線ではもう夢の世界そのものですよね。
そこで、お目当てのおもちゃを買いました。
(何を買ったかというと、仕事柄レジスターを買いました・笑)
家に帰って開封すると電池が必要なことが分かります。
が~~~~~~ん。
「まさか・・・」と思いますが、そのまさかです。
もう一度言います。
なんと、電池が別売りだったのです。
たった一言レジで、「お客様ご一緒に電池よろしいですか?」と言ってくれれば
良かった話です。
この一言がないだけで店に対する不信感でいっぱいになります。
「あんとき説明してくれよ~~」となりますよね。
それからそのおもちゃ屋さんでは買い物をしていません。
すぐ近くにも店があるからです。
ちょっとした一言でリピートされることもあれば、二度と選ばれない、という結果にもなります。
商売はすぐに価値がなければお客様が浮気します。
販売員にとって、お客様に伝える際に
「どうしようかな、言おうかな、辞めようかな」と
躊躇することほど、お客様に必要なものであることが多いです。
私はアンパンマンでの経験でしたが、あなたも同じような経験ありますよね。
自宅にあるものの中で電池が必要だったけど別売りだった過去の体験を振り返ってみてください。
そして、次に同じことをお客様にしてないかな、と振り返ってみてください。
気づきと反省、そしてのセールストークが変わるはずです。