あなたがお客様に商品を販売して生まれた売上は、
なぜ生まれるのでしょうか?
あなたの販売技術が高いからだけでしょうか?
一部は正しいですが、それだけでは当然ありません。
サッカーで言うともっとわかりやすいかもしれません。
点を決めた人だけがすごいのか?
いや、それは違います。
実は、パスカットし中央にボールを集め、スペースを作る選手がいて、
そのスペースに走り込んだFWが点を決める。
これもパスカットした選手、司令塔のパスできるスペースを作るおとりの選手がいます。
何を言いたいのか?
売上を上げられるのは自分の力だけではない、ということです。
実を言うと、私は少し売れ始めた頃に大きな勘違いをしていました。
「こんなに売っているんだから、評価(時給アップ)してくれよ、なんでしてくれないんだ!」と。
今思い返しただけでも情けないです。
生意気なヤツだったなと思います。
きっと当時の私は周りから見たら、偉そうで生意気な姿に映っていたことと思います。
そして、業務面(バックヤード全般)の仕事を振られても、1秒でも長く売場に立っていたいということを理由に不快な表情をしていました。
『そんな裏方の仕事は売れない奴がやればいい』とさえ思っていました。
(おーい、ふざけるな!!昔の俺って感じです)
しかし、そんな私も改心する日がやってきました。
それは1日中業務をやらなければいけない日のことでした。
苦痛だと感じながら業務をしており、時折売場に出てみるとなんとみんなの顔が輝いていたのです。
このときに気付いたのが、誰だって売場に立っていたいんだ、ということ。
誰だってお客様の笑顔に触れたいんだって。
恥ずかしながら一日作業をして初めて気付きました。
ということは、反対に
私が売場にいるときは、みんなお客様や売場に立つ仲間のために業務をしてくれていたのです。
このことに気付けてからは、心から感謝の気持ちを持って売場に立てるようになりました。
他のスタッフのサポートがあり、あなたは商品を販売することが出来るのです。
みんなを代表して販売しているんだ!という自覚です。
責任感も人一倍にましました。
ぜひあなたも他のスタッフがつないでくれた大切な商品を、感謝の気持ちを持ってお客様に届けていきましょう。