私は今GENBAイノベーションという会社を
FamilySmileとは別で経営をしています。
ここで私が大切にしているのは、
現場を統括する本部サイドへのある要求です。
それは、本部が偉くて現場が下、という発想をなくすことです。
私は現場を統括するためには、どうしても
本部が主導権をにぎらなければいけないと思っています。
これは今も昔も変わっていません。
当然３０億円以上の年商があれば
本部が現場を統括する構図にならざるを得ないでしょう。
しかし、本部が勘違いしているなと
クライアントを見ていて思うことが多々あります。
それは、本部が偉い、という視点です。
「いやいやいや、○○さん一ミリも偉くないですからね。
その偉そうな態度辞めてください・笑」
と先日もクライアントの役員に言いました。
そして、現場サイドは本部をどう見ているのか。
「何も偉くないのにな・・・」とみているのです。
反対に、本部と現場が一致団結している企業の特徴を
ご紹介しましょう。
それは、本部が尊敬されている状態です。
「本部は現場のことを本当によくわかっている。
すごいな」と、こう感想を持たれる企業は強いです。
ではなぜ現場のことをよくわかっているのか？
それは、現場に出ているからです。
これ以外の理由はありません。
例えば「○○さんの販促企画はいつも当たるよな。本当にすごい！」
と現場主義経営を推進する弊社クライアントでは
よく現場で話題に上がります。
私はこの言葉を聞くのが大好きです。
なぜなら本部と現場の思考と行動が一致しているからです。
売れている会社であればあるほど
この視点を大切にしています。
本部が鉛筆舐めて戦略を考える時代は終わりました。
これからは繁盛のヒントを現場に求める時代です。
多くのクライアントで本部社員が現場に出るようになってからは
現場に尊敬される人が増えたなと実感しています。
反対に本部で偉そうにしている人は
ますます尊敬されなくなってきたなと同時に実感しています。
（だいたいこういう偉そうな人ほど、
現場主義経営をバカにするんですよね。）
現状維持バイアスに完全にかかり、
変化を恐れて、自分のポジションを守ろうとする姿勢が
見え見えです。
こういう人が会社にいづらくなる組織を私は理想としています。
なぜなら、時代は常に変化し続けているからです。
お客様のニーズも日に日に変わってきています。
それはあなた自身が誰よりも理解しているはずです。
会社の売上が落ちる、ということは
ニーズに対する解決案（商品やサービス）が
ずれている、ということになります。
私もコンサルタント・トレーナーとして
常にお客様のニーズは現場で確かめています。
なぜなら私の提供するノウハウが
現場で売上に貢献しなければ意味がないからです。
これからの時代は守りに入ると
企業はつぶれます。
高度成長期やバブルとは話が違うのです。
情報が全世界の人にいきわたるようになってから
ニーズはどんどん多様化しているし、
解決策（商品やサービス）も日に日に改善が求めらています。
だからこれからの時代は、偉い人が上に立つのではなく、
尊敬される人が上に立つべきです。
現場を知り、現場がファンになる人が
本部に行き、現場感を忘れないために現場に出て
ニーズに合った意思決定をする、
これがこれからの経営スタンダードに
なっていくことでしょう。
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