先日久々にきつく言ってしまったことを
コラムでも紹介しようと思います。
先日ある企業の店長研修前に、
昨対比１００％を切ってしまっている店長と面談をする機会がありました。
そこで店長は、開口一番
「成田先生、なんで僕が面談なんですか？
昨対比９０％でも頑張ってる方ですよ」
と言いました。
「えっ？」と思わず聞き返してしまう程びっくりしました。
この店長は何を言ってるんだ？と思わずにはいられませんでした。
もちろん年齢も私が圧倒的に年下なので、
年下にとやかく言われる筋合いはない、という態度でした。
すぐにこの店長が昨対比１００％を切る理由がわかりました。
私はこういう面談に慣れているので、
冷静に対処します。
「今お店は昨対比１００％を切っていますよね。理由を教えてください」
と聞きます。
すると、出てくる出てくる言い訳と愚痴の嵐。
これだから売れない店長はいつまでも売れないんだよなと思いつつも
話を一通り聞きます。
そして、私はもう一つ質問をします。
「今の話は外部環境の責任で私の店の売上は落ちた、
景気さえよくなってくれればいいのに、
近くのモールがなくなればいいのに、
そう聞こえますがこのように解釈しても宜しいでしょうか？」
と聞きます。
ここでこの店長は幸いなことに気づきました。
「いや、自分たちにも悪い点はあると思います。」
と、答えてくれました。
「具体的に教えて下さい」
と自分に目標未達の矢印を向けてくれたおかげで
話は非常に建設的な内容になりました。
今では笑い話ですが、昨対比９０％でも
結構頑張ってるって何を言ってるんだ？って話です。
売上は予算達成しなければ店が潰れてしまう、というのに。
そんな簡単に売上を放棄（外部環境の責任）されても困るのです。
きっとこのままでは潰れても自分の責任にはせずに、違う店に
異動になるでしょう。
それで前の店は売れなかった、とか客層が悪かったとか吹聴して
回るのだと思うとここで気づいてもらわなければいけないのです。
そして、また次の店もつぶされては困ります。
アルバイト・パート・社員は店長を選ぶことができません。
少しでも「店長の下で働けて良かった！」と思って頂くには
店がまず存続しなければいけません。
そのためには店長が変わること。
これが全てのスタートになります。
も、も、もしや、あなたはないと思いますが、
「昨対比９０％でどこか満足していませんか？」
もし心あたりがあるのであれば
この瞬間に気持ちを引き締めて日々働いていきましょう。
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