売れる店長は、全責任を背負った覚悟を持っています。
売れなければどうしたら売れるようになるのか
死ぬ気考えます。
なぜなら、それだけ責任のある役職についていることを
自覚しているからです。
売れない店長は、自店舗に愛着もなければ、
売れなくても「まぁ自分たちなりにはがんばった」という
認識がある程度です。
実は、この責任感、つまり覚悟の違いというのは
店を運営する上でとてつもなく重要な資質です。
私は現在昨年度対比１００％を切ってしまった店長と
面談をする「成田部屋」という３０分間の面談を
頻繁に行っています。
本当は、研修で「お前ら！本気で店運営して売れ！！」
と言えれば良いのかもしれませんが・笑
なかなかそういうわけにもいかないですよね。
また年齢も２９歳でクライアントである店長の方が年齢も
上という状況です。
逆に反発されてしまうだけでしょう。
だから、面談を通して交渉するのです。
それは、「覚悟を育てる」ことをします。
何を話すのか。
それは結果に対する捉え方を変えてもらうことを目的とした話をします。
よく話をするのはこういう話です。
「あなたの店が昨対比で１００％切っていて赤字が続いたら
店ってどうなるか知っていますか？」
「潰れますね・・・」
「そうですよね。あなたは潰れてもそんなに痛くないですよね。」
「どういうことですか？」
「だって、雇用は守られるし、あっても降格程度で済みますよね。」
「そうですね・・・」
「でも、よく考えてみてください。そもそも店は誰のおかげで成り立っていますか？アルバイトさんやパートさんじゃないですか？」
「そうです。」
「もし、この店が潰れたらどうなりますか？あなたは異動で済むかもしれないけど、この店で働くアルバイト・パートは全員クビになるのをわかっていますか。学生であればアルバイトには困らないかもしれません。しかし、パートさんは、年齢も重ねればそれだけ次の仕事に就くまで時間がかかります。この現状を変えたくてこの仕事をしているわけですが、これが現状です。次の職場から支給される給料が３ヶ月後。早くても、です。
あなたは、この期間のパートさんの家で行われるコミュニケーションが想像できますか？毎月コンスタントに９万円近く稼いでいるそのお金の大部分は食費に消えていく訳です。毎日おかず３品から、１品になり、もしかしたら一週間カレーかもしれない。そのときに子供がパートさんに「ママ、今日もカレー？」と言われた人の気持ちがあなたにはわかりますか？わからないでしょ。もし、ここで雇用を守るためにパートさんやアルバイトさんのために全力尽くせないなら店長おりた方がよいですよ。パートさん、アルバイトさんの未来に繋がりませんから。」
と伝えます。
もしあなたが今店長だとしたらいかがでしょうか。
会社は組織として大きくなればなるほど自分一人の貢献なんて
たいしたことない、と見えてしまいがちです。
そんなことは全くない。
だってそこで働いている人にとっては大切な場所なのですから。
覚悟決めましょう。
店長として店を繁盛させて働くスタッフみんなにとっては
なくてはならない存在になれるように。
店長はそれだけ責任のある仕事です。
私は面談でこうして店長の覚悟を作っています。
あなたもこのコラムを読んで、
「自分も覚悟決めなければ」と思って頂けたら嬉しいです。
もし、今このコラムが必要な方が頭に浮かんだら紹介してあげてください。
一緒にお客様にとっても、スタッフにとってもなくてはならない店をつくっていきましょう。
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