商品を販売する上で、押さえておいた方がよいこと、
それは「人はなぜ商品を買うのか？」です。
一昔前（僕が小さい頃）は、水は水道水を飲んでいました。
しかし、今は水道水を口にするのは、
自宅の天然水が切れた時程度なので年にあっても
数回だけです。
おそらくあなたも同じだと思います。
本来は水道水でまかなえるにもかかわらず
なぜ天然水を買うのか？
これは、大げさな話ですが、
テレビを持っているのに、さらにもう一台買う
１シーズン前のパソコンを持っているのに、最新のパソコンを買う
既に自動車を一台持っているのに、さらに自動車を買い増す/買い替える
自宅を持っているのに、セカンドハウスを買う
大学に通っているのに、専門学校にも通う
高校に行っているのに、予備校に通う
など。
本来は一つで良いはずなのに、
同じような商品・サービスを購入する、
これと天然水は同じ原理で購買されています。
しかし、売れない販売員は、こういいます。
「一つで十分なのではないか」と。
しかし、今あなたは天然水を飲んでいるわけです。
では、なぜ天然水を飲んでいるのでしょうか。
この質問にたいする回答が重要です。
そこには間違いなく「価値」があるからです。
価値は、
・安心感
・おいしい
・安全性
など、水道水では得られない価値があるから天然水を
購入するわけですよね。
しかし、最初からこの価値に気づいていたわけではないですよね。
それは徐々にメディアや文化にセールスをされてきたから
自然と日常生活に取り入れられてきました。
時代にセールスされてあなたは天然水を飲んでいる、ということです。
今はもう水道水をそのまま飲もうなんて思わないですよね。
ブリタなどで濾過する、天然水を飲む、という選択をするはずです。
（もちろん地方なら今でも水道水の文化かもしれませんが、むしろ天然水ですね）
もともと必要性のないものが日常生活では
きっても切り離せないものになる。
これがセールスです。
自動車一台持っているから売れないのではなく、
自動車一台持っているからこそ二台目に軽自動車をセールスする。
この発想と売る仕組みを構築することが大切なのです。
価値は創造するものです。
そう簡単に諦めてはいけません。
諦めるのだとしたらセールスパーソン失格です。
あなたの扱う商品は天然水と同じ原理で、
どんな価値があり日常生活に浸透させられるのか？
自身が天然水を毎日飲む理由と照らし合わせて
ぜひ考えてみてください。
そして、あなたはどんな新しい文化を構築しますか？
バレンタインデーやスイートテンダイアモンドのように、
文化を創っていきましょう。
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