2014年1月04日

店長になったら最初に捨てなければいけないもの

店長に成り立ては多くの人が緊張します。
不安にもなります。

なぜなら、自信がないからです。
今までは自分のことだけを考えれば良かったのですが、
これからはそうは言っていられません。

働く一人一人のスタッフのことを考えて上げなければいけない。
全く違う視点を持たなければいけないので不安なのです。

販売員としてはどの店長だって自信があるからこそ
店長になることができます。

いくら販売員としての経験値が100%でも、店長経験がなければ
ゼロからのスタートなのです。

ここで私がおすすめするのは、自身の販売経験はすてて店長になることです。

あなたがどれだけ売れていたのかは知りませんが、少なくとも今一緒に働くスタッフよりは売れるはずです。

すると店長としてスタッフを教育する際に教育経験がないと
あなたの過去の販売員の残像のまま指導をしてしまうのです。

例えばあなたが今指導している人が入社して1年のスタッフとしましょう。
しかし、あなたはトップ販売員の経験のある店長です。

トップ販売員の視点で物事を見てしまうので、
「なんで売れないの?」
「なんでこんなこともできないの?」
「なんで同じことを何度も言わせるの?」
とワンパターンな指摘になってしまうのです。

なぜこのような指摘になってしまうのか?
それは、できない人の気持ちがわからなくなっているからです。

誰だって最初は売れない、そんなことはあなたにもわかるはず。
しかし、いざ力を入れて指導をすると思うように期待に応えてくれない姿が腹立たしくなりイライラします。

そうなるといつもしかめっ面でスタッフに対してもきついコミュニケーションになってしまうのです。

これは辞めた方がよいです。
なぜなら、スタッフの気持ちがどんどん離れてしまうからです。
そして、スタッフ同士でコミュニケーションを取られてしまい、
完全に仲間はずれです。

こうなって良いことは残念ながら今の時代一つもありません。
大切なのは、良い関係を築いて一緒に店を作っていくことです。

だから、まず店長になったら最初にすてるのは過去の販売員としての経験です。
ゼロベースでスタッフと関わることが大切です。

少しでもできるようなれば
褒めてあげることが大切です。
予算達成できれば当たり前と思わずにスタッフを立ててあげることです。

あなたがどう育ってきたかは知りませんが、今のスタッフには、
このように褒めることを中心としたコミュニケーションが必要です。

このコミュニケーションがやる気を育てて
高いモチベーションを形成します。

さらには自学自習の売れる人の習慣へとつながり
目標達成を側面から全力でサポートしてくれます。

まずは捨てましょう。
トップ販売員としてのプライドや残像。

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