2013年3月12日

商品説明中心の接客では売れない本当の理由

店頭に販売員さんと一緒に立って指導していると
「接客=商品説明」と勘違いしている人が多いことが
いつも気になります。

例えばお客様に
「すみません、この靴の25センチありますか?」
と聞かれればすぐに用意する、これは当たり前です。

ここで何かしろとは言いません。
しかし、試着して頂いている間に
頼まれてもいないのに、
商品説明を始める販売員がいます。

これは効果的でしょうか?
お客様はただ靴を履きたかっただけかもしれないのに、
望んでいない商品説明を受けてどう思うのでしょうか。

おそらく買わされる、というストレスを感じることでしょう。

話すタイミングがあれば商品の特徴を話せばよいというわけでは
ありません。

大切なのは、お客様がその靴を履いて
どこに行くのか?を聞き出すことです。

私は試着して頂いている間に、
「お客様新しい靴履いてどこいかれるんですか?」
と聞きます。

するとお客様は
「ちょっと今度友達と卒業旅行にいくんですよ~」など
話をしてくださいます。

そして、
「卒業旅行いいですよね~♪僕は学生時代は、スノボが卒業旅行でした・笑 お客様は海外と国内どちらですか?」

「フランスに行くんですよね~」

「いいですね~行ってみたいな~ヨーロッパ」

そこで、私はヨーロッパに行ったことがないので、
靴選びで一つの疑問が浮かびます。

それは、今の季節は何で、路面はコンクリートなのか
ヨーロッパ特有のタイル(レンガ)の地面なのか
これを調べる必要が出てきますよね。

そこで

「ちなみにお客様フランスの路面や季節また気温や天候などは
もうすでにお調べになりましたか?」

「えっ・・・特に・・・」

「そうですか。もしお時間よろしければ今簡単にネットで調べてきますよ」

「えっいいんですか?ぜひお願いします」

となればすぐに調べてお客様に提示します。

その上で靴選びの参考にしていただき、
また服装に関するアドバイスも行います。

そうするとたいてい私から靴を買ってくださいます。
大切なのは「お客様がどこに靴を履いて行くのか?」

言われたとおりに靴を出して
商品説明しても売れない上お客様満足度もちっとも上がりません。

私は何度も旅行のお客様からお土産を頂きました(笑)
もちろん欲しくてやってるわけではありませんよ。

でも、良い関係を築くことと
お客様のリスク管理(気候や路面状況など)を
行うことで間違いなく信頼関係は築けるはずです。

ぜひ参考にしてください。
試着中の会話は無理に商品説明するのではなく、
用途を聞いてあげることで会話は広がるし、
お客様もリラックスして接客を受けることが
できるでしょう。

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