2012年10月05日

はじめの○○でスベると接客は終わり

あなたは今、新しいTシャツを買おうとお店に入ったとします。
特にどんなものが欲しいかは決まっていないので、気に入ったものがあれば買おうという程度です。

たくさん商品があるので、ゆっくり見たいななんて考えていると、入店後わずか30秒で店員さんがやってきて、

「これいまうちの新作でおすすめなんですよ、良かったら着てみて下さいね」

と言われました。

どうでしょう、まだ何を買うかも明確になっていない状態でこう声をかけられることに不快感を感じませんか?

きっと、あなたはこう思っていたはずです。

「もっと、ゆっくり見せてよ」と。

そうなんです、お客様は最初から買う商品なんて決まっていないですし、見ている中で決めていくのです。

だから、アプローチ・声かけのタイミングはそれに合わせなければならないのです。

例えば、入店して商品を見ている中で、試着をしたいなという商品が見つかったとします。

とりあえず全部見てから試着をしようと考えたあなたは、全てを回った後またその商品がある場所に戻ったとします。

その瞬間に「そちら今うちでおすすめの商品なので、良かったら試着してみて下さいね」と言われたら、心地よく試着が出来るのではないでしょうか?

大事なのはアプローチ・声かけのタイミングです。
これですべると二度とお客様はあなたの店に足を運んでくれることはありません。

なぜなら、どこにでも似たような商品があるからです。
常にお客様に選ばれている立場だからこそ、最初の出会いで「あなたの店素晴らしいね!」となるよう、接客していかなければいけません。

ではどうしたら、リピートや紹介につながる接客ができるのか。

それは、お客様のベストなタイミングでお声かけするために、よく観察することでできるようになります。

ぜひお客様の立場になって、観察してみて下さい。

すると今まで見えなかったお客様が何を望んでいるかがよくわかるはずです。

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