店の外には多くの見込み客である通行人が通行します。
いやいやいや、ただの人でしょう、と思うかもしれません。
いや、違います。
道を通っている人はタイミングやこちらのメッセージ次第では
気づいて来店する可能性がある、ということです。
もちろんメッセージにも気づかない、関心がなければ素通りです。
販売員（または飲食店スタッフ）であるあなた自身も休みの日や仕事後の帰り道で
多くの店の前を通ることでしょう。
もちろん見込み客である通行人も同じように店の中を覗きます。
「入ろうか・・・どうしようか・・・」と悩むお客様は、必ず店内を見てから判断します。
入りやすい店内であれば入るでしょうし、入りにくい店内であれば入ることはありません。
お客様が入りやすい店？と疑問に思ったかもしれません。
このまま読み進めて下さい。
お店は数え切れないほど存在します。
別にあなたの働く店に入らなくても似たような店はたくさんあります。
外観で損をすれば間違いなく他店に流れることでしょう。
当然入りやすければ、足があなたの店に向きます。
では入りやすい店とはいったい何でしょうか。
それは、入りやすい店と入りにくい店の決定的な違いは、ずばり「スタッフの動き」です。
店内でスタッフが立ち止まって、店外のお客様と目が合うとお客様は入りにくい印象を持ってしまいます。
それに対して、作業や忙しく見せるのが上手な店は、お客様も「ゆっくり見られそう」と安心して店内に足を運びます。
この安心感は欠かせません。
スタッフが立ち止まっているか、動いているかで、来店率は大きく変わるということです。
暇な時間帯ほど動く、これが店舗の鉄則です。
実際に私も店長に「暇なときほど忙しくしろ」と言われ続けてきました。
あなたの店はいかがですか。
暇な時間帯ほど気が抜けて姿勢も乱れ、私語が多くなっていませんか。
または、みんな横一列に並んでお客様の来店をお待ちしている、なんてことありませんか。
その言動、行動はすべて店外のお客様に見られていますよ。
常に見られている意識を持ち、お客様が入りやすい空間を作っていきましょう。
・・・とはいえうちの店は大丈夫なのではないか？
と思われたら一つおすすめの手法をご紹介します。
それは、次の休みの日に店の内装が見えるところまで行きましょう。
もちろんスタッフには内緒で。
できる限り一日の中で暇な時間帯と言われる時間帯に足を運んでみてください。
事実がそこにはあります。
働いてるときは気づけませんが、新鮮な気持ちで店に行くと、得られることがあります。
時間的に余裕があればぜひ試してみてくださいね。
