売れない店長には特徴があります。
それは、「がんばっている」を多用する、という点です。
何をがんばっているのでしょう。
売れていないのに何をがんばっていると主張できるのでしょう。
プロセスとは売れて初めて評価されるものですよね。
私はそう確信して仕事をしています。
売れていないのに、
「やれることはやってるんですけど・・・」
「私たちなりにがんばっているのですが・・・」
と必ずと言ってもよいほど返ってきます。
これでいいのかなといつも思います。
そして、続けて必ずこう返ってきます。
「近くにショッピングモールができて・・・売上落ちました。」
「目の前の店がつぶれて競合店が進出してきました」
「うちのスタッフの販売力がない」
「作業が多くて誰も接客に集中できない」
と、必ず愚痴をいってきます。
中には愚痴選手権で日本一を獲れるのではないかと
思うほど巧妙な愚痴を聞くこともあります。
それらしい態度でそれらしいこと言ってますが、
何か勘違いしているように感じます。
「あなたの店は売れていない」という結果は、
紛れもない事実なのです。
もし、他の店長がやってきて売れたらどうするのでしょうか。
「あの店長が来るまでの間に色々と取り組んでたのが
花咲いただけ」と言うのでしょうか。
売れない店長と話をしているときはいつも
残念な気持ちになります。
なぜなら、これまで説明した通り愚痴や言い訳の
オンパレードだからです。
聞いているこっちが落ち込んでくるほど影響を受けます。
・・・このままではいけないな、といつも思い、こう伝えています。
「では、何をがんばっているのか、この1か月間頑張ったことを書いてください」
と伝えています。
事実を知りたいからです。
すると、皆はぐらかします。
「いろいろあるんですよ~」と苦笑い。
「成田さんがわからないような専門的な作業があるんですよ~」
と言います。
このままではつぶれてしまう。
という危機感をここまで来ると感じます。
私は売上を上げるためだけに雇われています。
それ以外の理由はないのです。
もちろん売上の上げ方は大切です。
しかし、「良い」では終われない性格なので、「数字出ました!」と
結果を作るためには私も下がるわけにはいきません。
本音のバトルが繰り広げられ、最終的には、
一緒にがんばりましょう!となります。
(この道中はヒミツです)
そして、驚きます。
たった2~3か月で昨対比を超えるのです。
これまで70~85%近辺をうろうろしていた
店長が売るのです。
私は思いました。
本気でぶつかってくれる人がいなかったのではないか。
本気で支援して本気で数字を上げるための
パートナーがいなかったのではない、と。
時には店長さんに「お前に言われたくない!」と切れられることや
明らかにムカついているなという表情をします。
それでも一緒に良い店をつくりたい。
ぶつかっても俺は絶対に逃げない!という精神で日々
数字をアップするために取り組んでいます。
ここまでお話すればもうおわかりですよね。
売れない店長はすぐに曖昧に濁すし、
結果から逃げます。
だから売れない。
考え方を変え、
ひとつひとつの事実と向き合うことが大切です。
その習慣を手に入れれば販売員も変わります。
販売員が変われば必ずお客様の笑顔が増えます。
働いている人の心持がこれほど売上に影響するのだと
何度も思った経験があります。
考え方を変えましょう。
人や環境の責任しても残念ながら
1円も売上は上がりません。
何を改善し、どうやって数字を作りますか?
ぜひ考えていきましょう。