平日と比べて混み合うのが土日です。
今でも明確に覚えていますが、
けた違いの集客になります。
当然、一人あたりのお客様の接客時間は短くなってしまいます。
そこで、おそらく販売員は焦り始めます。
あ~時間がない、と。
なぜなら、「早く接客を終わらせなければいけない」と
急ぐからです。
次のお客様が目の前で待っていますからね。
私も土日経験が浅い時は毎回焦っていました。
しかしこれではお客様はゆっくり見られないことに
ストレスを感じて、購買を見送ってしまいかねません。
どれだけ忙しくても作業能力、接客能力を高めて
丁寧な対応が出来る余裕を作り出せるようにしたいものです。
さらに一人でも多くのお客様を接客するには、
短時間でお客様が何を望んでいるのかを把握する必要があります。
そこで大切なのは、質問を絞ることです。
普段の「どのような靴をお探しですか?」から、
「ランニングシューズをお探しですか?」へと、
より具体的な声かけに変えていきましょう。
オープンクエスチョンからクローズドクエスチョンに
変える、ということです。
オープンクエスチョンは、
「お客様に広く考えていただく質問」
クローズドクエスチョンは、
「YES,NOで即答できる質問」
です。
これだけでも接客時間は短縮できます。
より具体的に声を掛ける際は、
お客様の店内行動をしっかりと観察して下さい。
これで何を探しているのかが大体分かるはずです。
ランニングなのか、ウォーキングなのか、カジュアルなのか。
そして、混んでいるときこそ声は大きく出すようにしましょう。
なぜなら、同じ商品が気になっている
お客様が周辺にいる可能性が高いからです。
毎回同じ説明をするのであれば、目の前のお客様を接客しながら、
周囲にも聞こえるように話せば説明を省くことが出来ます。
実演販売のように話していきましょう。
また、たまたま説明を聞いて商品に興味を持つお客様も出てきます。
目の前の一人だけでなく周囲にも目配りすれば
チャンスはよりいっそう増えていくことでしょう。
ぜひ混雑時の接客法をマスターしていきましょう。