先日ある店長が私にこう言いました。
「ライバル店が多くて売上がおちてしまいました」と。
コンサルタントとしてこの言葉は非常に危険であることは
私自身体感覚でわかります。
このままでは潰れる、
そう直感します。
店長が言い訳の習慣や愚痴の習慣を持っていると、
店はどんどん工夫がなくなり、
行動力が落ちて店は飽きられてしまうのです。
気づいたらホコリも店のあちこちで見かけて、
店の雰囲気もドンヨリ。
働くスタッフの皆さんも
「もう潰れるんでしょ」と言わんばかりの落ち込んだ雰囲気で
モチベーションも低く言われたことをそつなく取り組み、
その日がやってくるのを待っているように感じます。
私は仕事柄時折
このような店の復活を依頼されることがあります。
そこでどこから最初にメスをいれるのか。
それは、店長の思考です。
そして、清掃。
この二つを最初にやります。
まずはじめに店長の思考ですが、
今考えてることと逆の言葉を使うようにしてください。
「難しい」と言いたくなったら「楽勝」
「辛い」と言いたくなったら「楽しい」
「無理」と言いたくなったら「できる」
もちろん楽しくなってきたら辛いと思え、とは
いわないですよ（笑）
楽しいままでいいのです。
とにかく売れない店の店長は
気分も心も閉鎖的で人の話を聞き入れる余裕がありません。
そこにいきなり売り方や
高い行動力を押し付けてもなかなかうまくいきません。
そこで今すぐできることで
気持ちが前向きになる方法をとります。
それが使う言葉を変えることです。
私と話をしている時間は、マイナス言葉を
NGワードとして会話をします。
はじめは約束してもすぐについてでます・笑
それだけ人の習慣はすぐには変わらないものです。
そして、一緒に店に行ったら最初にやることは、
店の大掃除です。
事務所から店内まで全部きれいにしてもらいます。
いらないものは捨ててもらいます。
そうするとゴミ袋が軽く２０袋超えることもあります。
それだけ管理がずさんだったということです。
掃除をすると気分もスッキリします。
これで店長と働くスタッフの皆様の気分が
前向きになります。
話はここからです。
接客スキルを高めるためのトレーニングや、
毎日自分の能力を高めるために
時間とお金を投資することの重要性を伝えます。
そして、成長の習慣を構築するお手伝いをして
１か月ご訪問します。
店がきれいに維持されていればまずOK。
私は掃除が行き届いているかをチェックをします。
なぜ掃除ができてることが重要なのか？
それは以前このコラムでも話しましたが、掃除が行き届くということは
細かいことに気づける習慣が身に付きます。
お客様との接客でも細かいお客様の変化に気づくことができる、ということです。
店長の言葉遣いと店の清掃、
実はこの二つを変えるだけで
店の売上はアップします。
年末ですからね。
これを機に大掃除をして、
気持ちよく年越ししましょう。
って忙しくてそれどころじゃないですね・笑
年明けて１月１５日付近にぜひ大掃除してみてください。
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