ＣＳは従業員の充実感から生まれる、と私は思っています。
働いている人が働き甲斐を感じていないのに、
お客様満足度を高めることは難しいです。
では従業員満足度（ＥＳ）をあげるにはどうしたらいいのか？
ここで多くの人があきらめるのです。
それは、社員食堂を作ろうとか…
もっと設備を良くしようとか…
休みを増やそうとか…（いいんですけど、
効率化を図った上で休みを増やさないと
結局意味がない）
お金をかけないとＥＳは上がらないと
勘違いしている人が多いです。
先日も、従業員満足度を上げる方法が
わからないというマネージャーがいました。
それはなぜか？と問いかけると、
予算が取れない、という話になりました。
そんなことじゃないんですよね。
お金をかけずに、手間をかけるのが従業員満足度を
上げる効果的な方法です。
お金はかけなくても良い。
それよりももっと時間を割いて
部下とコミュニケーションを取ってあげればよいのです。
日頃のストレス（不満や今後の不安）を
聞いてあげればよいのです。
それだけで部下はあなたについていこうと
前向きになります。
良いコミュニケーションの中から従業員満足度は
生まれます。
あなたはこの1か月部下を誉めましたか？
良い関係を築くために努力をしましたか？
部下から求められる前に、
あなたから歩み寄ることで良い組織が出来上がります。
まずはマネージャーからです。
そして、部下を変えることはできないけど、
モチベーションが上がるよう日々関わりましょう。
部下でいる方が楽だって
誰だって思います。
それはその通りです。
人を管理しなければいけないのですから。
しかし、この管理の中で、
あなた自身が変わり、あなたの言動が変わることで、
管理しなくても自発的に働いてくれる組織を
作ることは可能です。
部下の主体性＝お客様満足度（ＣＳ）
と言っても過言ではありません。
その理由は、自身が充実していれば、
自然と矢印がお客様に向きます。
もっとお客様に喜んでもらいたい、
という心の余裕が出来上がります。
お金をかけなくても
ちょっとしたコミュニケーションを日々
大切にするだけで上司に対するコミットメントは
強くなります。
私の友人である飲食店オーナーは、
毎月３０名の社員に給料と一緒に、
手書きの御礼はがきを4年間続けています。
先日ハワイに遊びに来てくれて、
大量の絵葉書を買っている姿を見て、
素晴らしいなと実感しました。
誰よりも圧倒的に忙しいオーナーでさえ
取り組めているのです。
ようは、やるからやらないか。
一緒に働くスタッフを大切にしているのかどうかなのです。
忙しくてやる暇がない？
そんなのただの言い訳だということです。
一緒に働くスタッフ一人ひとりが
自分のお店に所属できることの喜びを実感できるように
精一杯サポートしていきましょう。
そうすれば、ＣＳは自然と挙がっていくはずです。
なぜなら従業員満足度が高まるからです。
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