店長研修を請け負って組織改革を起こすときに
必ず私はいつお同じ場面に遭遇あります。
それは、売れない言い訳です。
何をしても売れない、とまで言う店長までいます。
話をしていて「なぜこの人が店長なんだ」と思う程です。
しかし、これからクライアントになるわけですから
そうも言っていられません。
この店長が変わって頂けない限り
私はこの仕事を続けることができない、所存でいつも臨みます。
もちろんこの時点では
本人は変わることを臨んでいません。
だから話を徹底的に聞くのです。
うまくいかないのは、会社のオペレーションに問題がある。
売れないのは、ライバル店が増えた。
スタッフの質が悪い。
楽しく働けないのは休みが少ないせいだ。
反論したい気持ちを押さえて話を聞きます。
そして、日頃何をして過ごしているのか、と聞くと、
会社から指示があったことを淡々をこなしていると言います。
本当にそうですか？
と聞くと目が泳ぎます。
まさに先日こんなことがありました。
「やるべきことやってますか？」
「やってますよ〜」と答えました。
「ではなぜ成果が出ないのですか？やるべきこととは成果に繋がる見通しのある事柄をさすんですよ」
と話すと、
「やることやってます」
となるので、
「本部指示分の作業にどれだけ一日の時間を割いていますか？」
とさらに突っ込んで聞くと、
「そうですね、ほぼ１日です」
「えっ一日ですか？そんなに時間かかるんですか？」
と話すと
「そうですね。」と一言。
そして、その作業量を聞くと、おかしい。
どう考えても一日かかるわけがないのです。
ただ惰性で仕事をしていることに
気づいてもらわなければ・・・
ということではっきりと、
「さっきから話を聞いてると、
あたかも自分は全く悪くなくて全部会社やスタッフが悪い、
と聞こえますが、それが本心ですか？だとしたら
店長辞めた方がいいですよ！みんなが迷惑です。」
と言うとさすがに目が覚めたようです。
「えっ・・・！？」
と答えが帰ってきました。
まさかこんなに私に言われるとは思っていなかったのでしょう。
もし潰れても店長はクビにはなりません。
クビになるのはパートさんやアルバイトさんです。
もし仮に店が潰れてしまったら
パートさんはしばらく家庭のやりくりに苦しみます。
今まで安定的に７〜８万円稼いでいたお金がなくなるわけですから
おかずだって１〜２品減るかもしれません。
店長は責任とれるのか？無理ですよね。
店長になるには覚悟が必要です。
それがわかってもらいたくて敢えてきびしく伝えました。
「ごちゃごちゃ言うのはもう辞めて
やるべきことをやりましょう」
やるべきこととは今の抱えているマストである本部指示分の仕事を
一秒でも早く終わらせるアイデアや手法を見つけることです。
これが何よりも最優先。
なぜなら時間を確保できないからです。
そして、時間が創出できたら、未達成の言い訳となっていたことを
一つ一つ洗い出し、ひとつひとつつぶすことです。
シナリオはこれでOK。
言うのは簡単。行うのは難しいのが習慣の壁です。
そして、私と約束をして、
習慣を変えていきます。
やはりコーチが必要。
私が鬼コーチとかしサポートをします。
うまくいかない理由、
成果が出ない理由を並べ立てる暇があるなら
今のプロセスを愚直にやりましょう、
と私は先日ある店長に伝えました。
（もしかしたらこの記事を見ているかも（汗））
もしかしたら今のあなたにも必要なことであれば
自分ごとにとらえてくださいね。
そして、話は店長向けの書籍を出版したことに移ります。
研修や講演では楽しくすすめるのが私のスタイルです。
（面談だけちょっと怖くなるらしいです・笑）
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