「やっぱり安売りしないと売れないのでしょうか」
と相談をしてくださる社長が後を絶ちません。
もし、ここで私が
そうですね!と言ってしまうと
大変なことになります。
もちろん企業努力として
価格を下げることは大切ですが、
適正な粗利を確保できない
安売りは私は反対です。
なぜなら大手の資本に勝てっこないからです。
しかも一度安売りのイメージを
お客様に与えてしまうと、
次購入するときに、
安売りのイメージのまま来店するので
店の価格が定価だと
購買意欲は一気になくなります。
まれにアウトレットモールでも
全く値引きがされていない店がありますよね。
ほとんどといってもよいほど
ガラガラです。
やはりアウトレットモールにきているいじょうは
得したいとは誰もが思うことなのでしょう。
一度値引きすると後が大変です。
だから私は定価販売を推奨するのです。
しかし、肝心のオーナーが
「いや~やれることやりつくしてもう策が
尽きてしまったんですよ~」
とおっしゃいます。
だから安売りしかないと。
では色々とやりつくしたことを
挙げてくださいと依頼しました。
すると出てきたのはせいぜい3つほどです。
これでやりつくしたといっているのですから
改善の余地しかありません。
安売りに走るには早すぎます。
話を聞いているだけで効果の出る
アイデアが私の思考の枠組みだけでも
5つ近く出てきます。
もっと考えましょう。
安売りに走るのは得策ではありません。
粗利を削っての安売りは
安易すぎます。
今一度どうしたらもっと店の売上が上がるのかを
考えてみましょう。