「こいつは気合が足りない」
「こいつは、根性がない」
と思う部下いませんか。
もし、そうだとしたら今回のコラムは
とても役立つと思います。
ちなみに、気合と根性はある人とない人に分かれるか？
という質問を投げかけるとしたら
あなたはどう思いますか？
いや〜気合と根性はあるやつないやつがいるよ、と思いますか。
私は、全員あると思っています。
なぜなら、水の中に飛び込めば気合と根性で泳ぎますし、
（泳げる、ということが前提）
突然誰かが追いかけてきたら全力で逃げますよね。
（ちょっと例がよくありませんが・笑）
気合と根性はすでにあります。
ただ、本人では気合と根性を引き出せない、だけということなのです。
これを引き出すのは誰か？
それはマネージャーです。
マネージャーとの日頃のコミュニケーションの中で
気合と根性を引き出すのです。
どうやって？
それは私のコラムをひとつひとつ見ていけばよくわかるはずです。
「このマネージャーのためにもがんばろう」
「お店のためにもがんばろう」
「お客様のためにもやりきろう」
と思えるかどうか、ということです。
本人が自分のためではなく、
誰かのためにがんばろうと思った時に大きなパワーが
生まれるものです。
自分のためにであれば、
そこそこほどほどでも誰にも迷惑をかけません。
しかし、誰かのために取り組むということは、
期待に答えたい、という欲求が生まれるため
こだわりが生まれます。
（※欲求は人にもよりますが）
このこだわりこそがいざというときに、
気合と根性に変わるのです。
あなたは仕事にこだわって
創意工夫をしていますか？
部下も同じです。
部下はこんな愚痴を言っていませんか。
「なんでこんなことまでしなければいけないの・・・この月給で。」
「このマネージャーのためにはやりたくない・・・」
「売上が上がったって別に給料上がらないし・・・」
これではこだわりが生まれません。
気合と根性を引き出すことは難しいでしょう。
一緒に働く毎日のコミュニケーションを変えて
本人達にこだわりが生まれるように導いてください。
何回もコラムでは話していますが、
その方法の一つが「面談」です。
二人でじっくりと本人の未来を考えたり、
お客様の笑顔を作ることの重要性を話し合ったり、
売上アップを目指すチームを作ることで得られる欲求（達成感や充実感）
また、コミュニケーション能力を高めることが、
ゆくゆくは、自分にも大きなメリットがあること
など。
利他（自己）のために学び、
そして、仕事にこだわることを約束していきましょう。
行動が元通りになってしまったら
また話す、ことが重要です。
気合と根性はないのではなくて、
引き出せていないだけ、という言葉の真意を
ご理解頂けましたでしょうか。
ぜひ念頭において日頃からコミュニケーションを取っていきましょう。
次回は、「ぼーっとしてないで仕事しろ！の指摘は意味がない」を
紹介します。
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