先日テレビで
接客の感動エピソードが放送されていました。
最近書籍でも感動エピソードを
紹介するものが増えています。
素晴らしいことだと思っています。
しかし、勘違いしない方が良いのは、
読めば今すぐ自分もできると思うことです。
ここで、「うわっすごい!私もやってみたい!」
と思うこと自体は素晴らしいことです。
しかし、これでは何も変わらず、
感動エピソードの感動も日に日に
ひっそりと心の中にしまわれていきます。
大切なことは、感動エピソードに触れるだけに
しない、ということです。
私が思うに、
感動エピソードを作ることができる人は、
相当な能力の持ち主だと思っています。
なぜなら、瞬間的に求められる判断力が
備わっているからです。
自分でやっていいこととやってはいけないこと、
どこまでが許されていてどこからがダメなのか、
それをすることが本当にお客様のためになるのか、
など、瞬間的に考えて答えを導き出すことができるのが、
まさに、高い判断力を持った人です。
この能力は一日で出来上がるものではありません。
日々研鑽することで磨かれていくものです。
そして、日々お客様のために全力で働いた結果
素晴らしいエピソードが生まれているのです。
もちろん至るまでの苦労話しなど本には
出てきません。
しかし、必ず多くの壁を乗り越えてきています。
この苦労を乗り越える技術習得なくして
感動エピソードを作ることなどできません。
エピソードをエピソードで終わらせないためにも
日々の能力開発に励んでいきましょう。