商品を買うか買わないかを決めるのは、販売員ではなくお客様です。
しかし、売上が厳しかったり、焦る要因があると、
販売員は強引にお客様に商品を買わせようとします。
つまり、お客様の意思をコントロールしようする、ということです。
どうしてそもそもコントロールできないことを
コントロールしようとしてしまうのか。
それは焦っているからです。
すなわち、余裕がない、ということです。
あなたは日頃から余裕をもって仕事をしていますか。
余裕がないときはどうしても自分本位で考えてしまいます。
お客様のことを考えることが出来ないものです。
先に挙げたように、個人のノルマが達成出来ていないときというのは、
特に余裕がありません。
何とかお客様に買ってもらってノルマを達成したいと考えています。
しかし、当然ながらお客様はあなたのノルマを
達成するためにお店に来ているわけではありません。
買わせようと無理にしようものなら、逆に離れてしまい、
二度とあなたのお店にお越しいただけなくなるでしょう。
自分のことに躍起になって余裕をなくすと、
自分の求めるものは手に入りません。
大事なことはどういう状況であれ、
お客様のために尽くすという気持ちを忘れずに売場に立つことです。
その先に目標達成があるのです。
繰り返しますが、お客様の買う、
買わないをコントロールすることは出来ません。
お客様は買いたいと思ったら買いますし、買いたくないときは買いません。
忘れず、さらにノルマに振り回されず、お客様に商品を勧めていきましょう。