価格調査に行くのが好きな店があります。
そこは地域では中堅の店舗です。
ある日研修のご依頼を頂いたので
お店に伺いました。
そして、打ち合わせが始まるやいなや
ものすごい競合店情報でした。
チラシから、
人員を送り込んでの最新価格のチェック。
素晴らしい取り組みだなと思って聞いていました。
そして、午後店頭に足を運び皆様の
動きを確認していました。
すると、動きに無駄は多いし、
アルバイト・パートがまともに
お客様対応ができていません。
すぐに社員にふり、
自身は隣で突っ立っているだけ。
先ほどの熱心な情報収集の割には、
店内は全く強化されていないな
という印象を受けました。
そこで私ははっきりと、
価格調査のまえにやることがあるのではありませんか?
と聞きました。
これがツボだったようで、
深く反省されている様子でした。
データを収集することが仕事では
ありません。
データを収集しても活用できるデータで
なければ意味がありません。
他店が安くても自店舗は
仕入れの関係上値段を合わせることができない、
では意味がないですよね。
こんなことしてる時間があるなら
もっと内部を整えて多少値段は高くても
お客様が進んで商品を購入するような店を
つくるのが先です。
気持ちはわかりますが、
データが活きなければ意味がないです。
データ収集が活きる店づくりを
日々取り組んでいきましょう。