私は仕事柄、百貨店、商店街、商業施設など、
お店があるところならいろんなところに行きます。
各業界の事情は
日本でも指折りなほど精通している自信があります。
それほど多くの店に足を運ばせていただいております。
私が思うに、百貨店で働く人に
求められている二つのポイントがあります。
一つ目は、高貴な接客です。
他の業態と比べて礼儀・作法が
求められます。
使う言葉や店内を移動するときのスマートさ
どれをとっても高いレベルを要求します。
だから、少しでも言葉づかいに違和感を感じる
(適切な敬語ではない)と、
それが不満足要因になってしまいます。
最上級のマナーを常に身に着けなければいけません。
そして、もう一つは、しつこさのない
接客態度です。
これは、百貨店で買い物ができない
数十名の友人やクライアントに聞いた中で
見えた答えです。
百貨店は、しつこくつきまとうイメージがあるようです。
だから、欲しくてもゆっくり見られないから買うのを
辞めてしまうのです。
一つ目のマナーが徹底していても、
しつこくつきまとうと
商品を買っていただくことができません。
お客様を自由にしてあげることが大切です。
欲しくもない、ただ興味を持った商品の
説明を延々とされても買わないのです。
この二点を念頭に
接客に入るだけで売上は上がるはずです。