2014年1月26日

今の売上、近い将来の売上、一ヶ月先の売上のバランスが店舗は大切

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今に追われすぎると準備不足で
未来の売上に「売り逃し」が必ず発生する。

しかし、未来の売上ばかりに焦点を当てると、
今の売上に必ず苦しくなる。

というのが店頭のジレンマではないでしょうか。
これは両者を日々意識し、仕組み化することで
バランスを取ることができます。

大切なのはいつだって「今」です。
これは揺るがないものです。

人間の血液のように、
収支がプラスでなければ
店を継続させることはできません。

そして、今の売上に90%資源を集中しながら、
残りの10%は近い将来(来月以降)の
売上創造のために時間を使うのが良いです。

まずは、「今」、そして「未来」へと
売上に対する準備をしていきます。

そもそも今日はなぜこの話をしようかと思ったのかというと、
先日惜しい店長とオーナーと会いました。

そこは数店舗の会社でした。

そこの会社はこれから会社を大きくしていきたいから
新卒をはじめとした未来の売上に焦点を当てた
トレーニングを求めて問い合わせくださいました。

この視点はとてもすてきです。
人材育成こそが会社繁栄に結びつく、という視点を
持っているのは素晴らしいことですし、
何より私にお仕事のオファーを出してくださった
というのが嬉しかったです。
(初めての教育研修で、年齢の若い成田直人は結構
敬遠されがちなので・笑)

たしかに会社を大きくするためには
適材適所に人材配置ができるだけの
人材を確保・育成することが求められます。

これはオーナーの気質ですが、
店舗を増やしてから人材を考えるタイプと
人材が育ってから出店を考えるタイプに分かれます。

この会社の気質は、後者でした。
性格も慎重派と言ったところでしょうか。

と前置きが長くなりましたが、
私が「惜しい」と感じたことには
理由があります。

先を見ている視点の比率が高すぎる印象を持ったのです。
慎重派なはずなのですが、少しこのマインドから
ずれるオファーだったのです。

実際に店の現状を聞きましたが、
出店の前にやらなければいけないことが
あるのではないかと感じたのです。

それは縦割りのコミュニケーションと既存店の利益構造でした。
たしかに店舗商売は出店をすることで規模で利益を
享受することがある一定の段階以降では求められます。

しかし、ここは数店舗の会社。

まずオーナーが数店舗なのに顔を出さないのです。
(これは賛否あるかもしれませんが、私は
店舗に顔を出した方がよい、というタイプです。)

この時点で店長サイドとオーナーの間に
心の距離が発生していました。

これから大きくしていくには、
まず上部層が一致団結していることが大切です。

店長達も新卒研修もいいけど、
私たちの研修をしてください、と言わんばかりの雰囲気です。

両者がチグハグだったんですよね。

そして、利益構造もよくありませんでした。
私は店舗に関してはできる限り少ない人数で
回し休みを増やすことを推奨しています。
なぜなら、暇な時期に多くのスタッフがいても
何もすることがないので、
仕事を見つけなければいけなくなります。

さらに時間がすぎるのも遅く感じられ
働くことが暇なことで苦痛になります。

適度に忙しい方が、
スタッフも高いモチベーションと
心地よい疲労感があるものです。

一度に店頭にいるスタッフが多い印象を受けました。

店長から店頭について話を聞き、
オーナーからも店頭について話を聞き、
この二点をまず改善することから始めようとなりました。

まずは目の前の収益率をアップさせることに集中することが大切です。
この会社もムダがないかをしっかりと見極めるからスタートしました。

そして、目の前の売上と利益率を向上させるために、
個々の店長とスタッフの教育がはじまりました。

まずは強い店を作る、それから近い将来戦力となる新卒の
トレーニングをする、という流れを作りました。

新卒研修もこの時点でもたしかに大切でしたが、
それよりも強い店舗を作る過程を一緒に体感すること自体が
新卒のOJTにもなると思っていたので一度新卒研修は見送りました。

強い店をつくることで店長・スタッフ・新卒の
教育も同時に行うプランを提示し採用していただきました。

オーナーの気質でもありますが、
一般的に中小企業は、遠くを見ることも大切ですが、
比率は10%〜25%程度で良いです。

足下の財務改善と強いスタッフを育成することで、
会社はどんどん強くなります。

ここまで読み進めて頂いて
あなたは「惜しい」オーナーや店長になっていませんか。

もしそうだとしたらこの記事に書かれていることを
自分ごとに置き換えて読んでみてください。

あくまでも参考事例なので、
すべての会社が当てはまるとは思っていません。
オーナーの気質もありますから。

とはいえ「確かにな」と気づきを得られる方が
いらっしゃればと思い書かせて頂きました。

最後まで今日もお読み頂いて有難う御座います。

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