本当のブラック企業はいけないが、にわかブラック企業は成長のチャンス

世の中には、本物のブラック企業が存在します。
この手の本物のブラック企業はのぞいて今日はお話をします。

というのも、ブラック企業の中には、
にわかブラック企業が存在します。

にわかブラック企業とは、１００人いれば半分がブラックと言い、
半分がブラック企業ではない、と言います。

このように大多数がブラックである、と認識している組織と
比べると「にわか」であることがわかります。

なぜなら、人によって会社に対する解釈が違うからです。
私はこの手の企業を「にわかブラック企業」と名付けました。
（今ですけど。）

弊社クライアントの中にも、たしかに
長時間労働、少ない休みの会社はあります。
しかし、一人もブラック企業と認識している人はいません。
そもそもにわかでもないのですが・・・

（いや、実際はいるかもしれませんが、少なくとも
私にはブラック企業で働かされる特有の低モチベーションを
感じないので安心しています）

皆イキイキしています。
そして、会社に感謝しています。

同じような就業条件なのに、なぜブラックと判断され、
方やブラックではないと判断されるのでしょうか。

私は、仕事云々よりも
そこで働く人の心が決める分も少なからずあるのではないかと思うのです。
（本物のブラック企業はダメですよ・・・心身ともに疲弊しますからね）

私はこれまでに多くの企業をサポートさせていただきましたが、
ブラック企業に務めているという認識の人と
そうではない人の認識は、その人の「心」が決めると実感しています。

例えば苦しい状況になっても、
「これは成長のチャンス！」ととらえる人と
「なんでこんなことまだやらなければいけないんだ」ととらえる人に
わかれます。

同じ仕事を請け負っているのに、
積極的に取り組む人と、
消極的に取り組む人に分かれます。

おそらくにわかブラック企業に二人を入社させると、
方やブラックといい、方や成長の機会ととらえる人に
わかれるのではないかと私は推測します。

では、「心」が決める、と言いましたが、
これは外部環境と内部環境が要因となります。

まずはじめに内部環境。

これは、働いている人本人により誘発されるものです。
モチベーションが高い人と、モチベーションが低い人の違いと
言えばわかりやすいでしょうか。

仕事に対する取り組み方は「行動の質」で判断できます。

行動の質とは仕事におけるパフォーマンスの差です。

成果が出ている人と出てない人の違いは、行動の質に
他なりません。

ではこの行動の質は最初から優劣がついているのか？
いえ、会社に入ってからどれだけ努力したかの総和（＋多少のセンス？）で
決まります。

この努力の量は行動の質に大きく影響します。
誰だって筋トレすれば筋肉がつくからです。

あなたはトレーニングを積極的にしたいですか？
毎日腕立て伏せを１０００回やってくださいと言われて
「よっしゃ！！１０００回やったるで！」とはならないと思うのです。

なぜなら、「理由」がないからです。

人は行動（トレーニング）をするには相応の理由が求められます。
理由がないところに行動など存在しません。

働く目的がモチベーションを決め、モチベーションが会社に対する印象を決めるということです。
（これはあくまでも私の一意見です）

続いて外部要因。
これは組織内の関係性がポイントになります。

一人一人が孤立して、成果思考であれば
すぐにブラックとレッテルをはられてしまうことでしょう。

また、人間関係が悪い（あまりコミュニケーションが生まれない）と
マイナスにとらえられてしまう可能性が高まります。

しかし人間関係もよく、お互いがお互いをサポートしあい、
一つの目標に向かっている組織は、きもちが前向きなので、
成長できる環境にあると解釈することができます。

いずれにせよその人の心が決め、社内の雰囲気や人間関係が決める（サポートし合う関係）、
ということです。

片方だけでもダメ。
やはり両方が満たされて初めて環境が気にならなくなると
私は思っています。

今ある環境は内部環境・外部環境を見て頂くと
いかがでしょうか。

私は長時間労働を要求されたこともこれまでに
多々あります。
しかし、一度も不満を持ったことはありません。
むしろこれだけ責任のある仕事を任せてくださり
本当に感謝しかありません。

私は明確な働く目的を持っていましたし
何より一緒に働くメンバーが大好きでした。

少しで一緒にいたいと思っていたので、
全く苦ではありませんでした。

これからは個が主役ではなく、
いかにチームが機能するかが鍵となりそうですね。

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