接客において欠かせないのは、お客様のことを褒めることです。
お客様は、自分自身ことを大切にされたいと思っています。
だからこそ身につけているモノのセンスを承認されるととても喜んでいただけます。
「素敵な○○ですね~」。
この一言でお客様の買う気持ちがグッと高まります。
「いやいやいや…」と思うかもしれませんが、現代でも十分通用するテクニックです。
ただし褒めるタイミングはとても大切です。
あなたも誰かに褒められると自然その相手に好意を寄せますよね。
お客様にとって販売員がより身近な存在になる会話術のひとつです。
具体的に褒めるのは、あなたの 店で扱っているモノと同種のものがよいでしょう。
靴屋であれば既に履いている靴、洋服であれば洋服です。
お客様は店員に褒められると素直に嬉しいものです。
なぜなら、その道のプロから褒めてくれるからです。
自分のセンスを再確認できますし、何よりも大切にされている、という実感があります。
ただし、褒める際に一点だけ注意すべきことがあります。
それは、ファーストアクションで褒めることから入らないことです。
これだとどうしても「お世辞」に聞こえます。
褒めるトークは人間関係が出来てから活きるものです。
いきなり言われても実感がありません。
なぜなら、全くお客様自身のことを分かっていないからです。
ある程度会話を交わした後で使うことでお客様との距離を縮めることが出来ます。
ぜひ接客中にお客様の良いところを見て、そこを具体的に褒めてみて下さい。