正月高級旅館に宿泊をしました。
ここで学んだ事があります。
それは、接客サービスにおいて「気さく」なサービスです。
今までは、高級ホテルの高貴なサービスが
今まで高いレベルのサービスと思っていました。
正確な敬語で、正確な立ち振る舞いに価値があると思っていました。
しかし、高級旅館の仲井さんは違いました。
言葉もフランクです。
立ち振る舞いも決して高級ホテルのような姿ではないようにも映りました。
それなのに、高級ホテルよりも暖かい気持ちになって
旅館を出る事ができました。
正直満足度は桁違いに高かったのです。
「なんだこの気持ちは?」というほど
言葉に表せない気持ちになりました。
この秘訣は・・・
私なりに分析をすると、
母親のようなおせっかいさがあったように感じます。
昔は近所の人もおせっかいなほど
私たち子供の日常生活を監視してくれていました。
時には他人に怒られたり、ほめられたりします。
いつも誰かとつながっているというのが当時ありました。
心のどこかでそんな心のつながりを求めていたのかな・・・と
高級旅館の仲井さんの接客サービスを受けて実感しました。
目に見えるサービスで伝える価値、
目には見えない心で伝えるサービスの価値、
どちらも大切だなと実感しました。
本当に優しくて、私が気づかないところまで配慮してくれて、
しかも、食事を運びながら食事の説明の他にも観光の話とか、
歴史の話など多岐にわたり説明をしてくださいました。
これがまた楽しいのです。
素晴らしいですよね。
どうやったら店頭で働くすべてのスタッフが
心の通ったサービスができるのか考える良い機会となりました。
思わず、どうしたらそれほど気が利いたサービスが
できるようになるのですか?
と聞いたら・・・
「それだけ年を重ねていますから・・・」と。
返しも絶妙でした。
もっともっとお客様の表情や仕草から情報を引き出し、
してやったりではなく、気づかれないようにそっとサービスをする、
「粋」な演出をしていきたいと思いました。
旅館で学べる事はあまりにも多かったためまた必ず泊まりにきます。