よく、店頭で「笑顔で仕事しなさい!」と
アドバイスをする店長をみかけます。
うん、気持ちはわかります。
しかし、それでは全く笑顔で仕事をすることができるようにはなりません。
「笑顔で仕事をする」はあくまでwhatの問いかけです。
何をしたらいいかは言われなくてもみんなわかってる。
大切なことは、howです。
どうやって「笑顔で働き続けられるのか?」を皆知りたいと思っています。
だから店長も教育するときは、
Whatばかりではなく、howの話も織り交ぜないと
ただの説教で終わってしまいます。
もし販売員が水泳選手でコーチから
「ほらっ早く泳ぎなさい!」と言われて
早く泳げる人がいるでしょうか。
もちろんNOですよね。
なのに、接客販売や飲食店では当たり前のように
この「笑顔で働きなさい」の言葉が飛び交っています。
早く泳ぐためには技術が必要です。
これは接客販売も同じです。
ようは技術がなければ
気合と根性ではどうにもならないということです。
どれだけwhatを言われても
上達しない、ということです。
どのようにすればそれができるようになるのか?
具体的な行動をおしえてもらってはじめてできるようになるものです。
今一度店長ご自身の教育手法がwhatで留まっていないか
振り返ってみてください。
Whatで改善できる人がもしいればその人は何もしなくても
勝手に伸びてくれる人材です。
しかし、すべての人がそうではない。
じっくりと教育を受けないと伸びない人もいます。
というか多くの人がこういうタイプです。
だからどのようにすれば「笑顔で働く」技術が身に付くのかを
教えてあげてる必要があるのです。
例えば、
・前日早く寝る
・ロープレを重ねて接客慣れさせる
・商品知識を高める(わからないことを減らす)
など。
本人の自信を形成する教育サポートをしていきましょう。
そうすれば自然と笑顔で働くことができます。
・・・今重要なキーワードを書いたのに気づきましたか?
そう、「自然」です。
気づいたら勝手に笑顔になっている、これが
笑顔でいつづける唯一の方法です。
教育手法を今一度見直しましょう。
販売員は店長の教育を必要とします。
Howに焦点を当ててトレーニングしていきましょう。