お客様に最終的なお店の印象を決めるのは、何だと思いますか?
接客でしょうか。
答えは残念ながらNOです。
もっと後です、もっと後。
それは「レジ」です。
どれだけ素晴らしい接客をしても、レジで滑るとお客様の店に対する印象は、
一気に満足(感動)から不満に変わります。
レジの対応次第なのです。
一連の流れを説明すると、
お客様「あ~この店員さんの接客素晴らしいな~、よしこれを買おう!レジに並ぼう・・・」
お客様「あら、混んでるなぁレジ遅いな・・・」
レジ「お待たせしました~お次のお客様どうぞ」
お客様「こらこら、「大変」をつけなさいよ!失礼しちゃうな~」
お客様「お金数えるの遅いし、袋詰めも遅い!あ~イライラする!早くしてよ!」
となってしまうと、もうさっきの感じの良い接客は台無しです。
レジはただ早く終わらせれば良いのではありません。
テキパキ動きながらも丁寧に商品を扱い、
お客様への敬意を持った言葉使いが好感度の高いレジ対応です。
レジはとても重要で、
最後の印象がその店の印象を全て決めてしまうものなのです。
逆に接客がダメでも、レジで挽回するチャンスにもなります。
私も先日、ある百貨店のお酒コーナーに行きました。
接客はいまいちでしたが、プレゼントの包装用紙に包むその姿は
神業でした。
驚きすぎて、思わず、「すごい手さばきですね!」と言ってしまったほど。
「仕事ですから~」とにこやかに答える姿も好感度アップ。
先ほどのいまいちな接客はもうすっかりと忘れてしまいました。
終わりよければすべてよし、と言いますが、
店舗ビジネスでも同じ事が言えるのではないでしょうか。
と言っても、もちろんレジだけを鍛えるのではなく
お客様にストレスを与えない店作り(従業員トレーニング)も
同時並行で進めていくことが必須です。
最後の印象を決めるレジ。
ぜひ今一度見直してみてください。
ストレスを生む応対になっていませんか。
・お札の数え方が遅い。
・商品梱包が雑、かつ手際が悪い
など。
もしそうなっていたら、そのストレスを排除できるような体制を整えていきましょう。
スピードを上げるトレーニングでも良いですし、複数人でレジをしてスピーディに対応する体制を組んでも良いですし、
お客様をお待たせしないという視点でぜひやってみましょう。